僕らの末っ子ちゃん

・ ページ28

Ryota side


ある日を境に照にべったりになったA


楽屋でもずっとべったりで


目黒は死にそうな顔してる


『照さーん撮影お願いしまーす』


岩「はーい。A、ちょっとまってて？」


「·····ん、···」


岩「大丈夫だから、皆いるから、ね？」


「うん、」


岩「舘さん、」


Aの頭を撫でてからこっちへ来て小声で囁く照


岩「ちょっとA不安定だから泣き出しちゃうかもだけどそん時はよろしく、」


舘「·····ん、わかった」


照が楽屋を出てから、Aは急に不安な顔になった


ソワソワして、何かに怯えてる？


向「Aちゃん·····、どしたん？」


康二の声に肩を震わせ、


「なんでもないの、」


と絶対になんでもない顔で言う


目「A、何かあったでしょ」


「·····なに、が」


目「おいでA」


そっと目黒の顔を見るA


目「おいで、」


追い討ちをかけるような目黒の優しい声


「うわぁぁぁああんっ」


ついに泣き出し、目黒に抱きつくA


目「だいじょーぶ、大丈夫だからね〜」


「んっ、ふっ、」


目「みんな怖くないから、ほら、落ち着こ？」


渡「A、ほらあげる、」


翔太が取り出したのは


Aの大好きなバナナウユ


「んっ、ありがとうっ·····」


渡「落ち着け〜なー？」


「ふぇええんっ」


·····どうしたものか

キムドッキリ→←ひーくんキムちゃん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す