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第7.5童話  ■■■■■■■■ ページ44

kn『うぇ…』



気持ち悪さに俺はぐったりしている



ショウリもそうみたいで山田くんから離れてない



なかなかのグロテスク…



kn『ショウリ…山田くんに迷惑じゃない?』



ym「そんなことないよ。



かわいい弟みたいだから」



迷惑がかかってないならいいけど…



kn『…ショウリ、少し手伝って欲しいことがあるんだ』



sr『ん…嫌だ…』



kn『ショウリ…』



ym「俺が手伝うよ」



山田くんがそんなことを言ってくれる



kn『すいません…ありがとうございます』



俺は【三匹の子豚】の本を持ってあの場所に来た



ym「これ…」



kn『そうです』



それだけでわかったのだろう



山田くんは静かに目を閉じた



ym「…こんなこと言っちゃ悪いと思うんだけど」



kn『どうしたんですか?』



ym「壊された【童話】もせめて…誰かの隷として使ってくれたらいいなぁって思うんだ」



そんなことを言うなんて思いもしなかった



ym「変な感じするけどさ…隷として使ってくれていた方がその【童話】もまだ完全に壊されてないと思うんだ」



俺は…何も言い返せなかった



そんなこと思ったこともないからだ



kn『…そんな考え方も…あるんですね…』



ym「ん?



何か言った?」



kn『いえ、独り言です』



俺は【三匹の子豚】の本をそこに入れて目を閉じた



守れなくてごめんなさい



せめて…誰かの隷として使われますように



ym「ケント、疲れたでしょ?



一緒に休もっか」



kn『はい‼』



俺は山田くんの後ろについていく



すると山田くんから何かが落ちた



kn『山田くん、何か落としましたよ』



ym「え?」



それを拾う



kn『…石?』



ym「俺、何も落としてないけど」



kn『それじゃこれは一体誰の?』



考えるけどわからない



ym「俺が貰っとくよ」



kn『何から何まですいません』



俺は石を渡す



そして一緒に戻っていった

第8.5童話  茨の中で眠りし乙女→←第6.5童話  契約で失った声



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慧jump(プロフ) - れっしーさん» コメントありがとうございます!!まとめての更新なので更新速度は遅いですがこれからも皆様が楽しんでいただけるように作っていきますので応援のほど、よろしくお願いします!! (2021年3月21日 21時) (レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月21日 21時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2021年3月15日 10時

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