10-6 ページ39
hk「高木まで飛ばすか…普通」
in「下がって」
いのちゃんが茨でソウを拘束する
so『アハハ…こんなの簡単だよ』
ソウは狼の手で茨を引きちぎった
in「嘘でしょ〜」
ym「そういえば知念は⁉」
in「気を失ってるだけ。
怪我とかはないから安心して」
とりあえず…一安心だ
so『全部…ユメ…なら…』
ソウはランプを手に取った
so『『【童話】の力なんてなくなっちゃえ』』
そしてその願いを言う
すると裕翔のガラスの靴や、圭人の髪飾り、雄也の赤マフラーなどが消えていった
ym「おいおい…そんなのありかよ」
so『どこ見てるの〜？』
ソウはいつの間にかいのちゃんの後ろにいた
ar「いのちゃん‼」
大ちゃんがなんとか庇うも一緒に飛ばされた
kt「傘…」
圭人は急いで傘を取り出すもソウに首元を掴まれて身動きが取れなくなってしまった
kt「ぐっ…がっ…」
ym「離せ、ソウ‼」
俺は鉄扇でソウの手を叩いた
…びくともしない
so『邪魔しないでよ』
ソウは後ろから植物で俺を引き剥がす
kt「…ぁ…ぁ」
yb「ソウ、お痛がすぎるぞ」
薮ちゃんがナイフで植物を根元から切った
so『無理だよ…これはユメ…全てユメ…』
yb「夢なんかじゃない。
現実だ」
薮ちゃんの言葉にソウは何のことだかと首を傾げる
yb「…変な違和感は感じたんだ。
【不思議の国のアリス】を壊すならばアリスにそのまま裁判所で声を掛ければいい。
なのに…声をかけたのは裁判所を出た後でしかもこれは夢だから何したっていいと言った」
so『ソウ…これはユメ…何したっていいユメ…』
yb「…そこで得た仮説は…今回、救うのはアリスじゃなくてソウなんじゃないのか？」
so『俺…おれ…オレ？』
ソウは困惑してきたのか圭人の首を締める力を緩めた
yb「【童話】の力を取り込んででもしたかったことってなんだ？」
俺はアリスを見るといつの間にか消えていた
それだけじゃない
景色も変わっていた
so『したかったこと…叶えたかったこと…』
ソウも意識が戻って来ているのかはっきりしてきている
yb「ソウ…」
so『…皆で仲良くいたかった』
ソウは話し始めた
so『あの時みたいに…仲良くしてたかった』
瞳も元に戻ってきている
so『ケントくんも…フウマくんも…ショウリも俺もマリウスも‼
皆で…ただ幸せに生きていたかった』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
慧jump(プロフ) - れっしーさん» コメントありがとうございます！！まとめての更新なので更新速度は遅いですがこれからも皆様が楽しんでいただけるように作っていきますので応援のほど、よろしくお願いします！！ (2021年3月21日 21時) (
レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年3月21日 21時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：慧jump
| 作者ホームページ：http://wakabassl
作成日時：2021年3月15日 10時
