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10-4 ページ37

hk「アリス、ソウ‼」



so『…来るの遅いんだけど』



ソウは律儀に待っていてくれた



so『キミたちをわざわざ待ってあげたんだから感謝して欲しいくらいだよ。



そうだ、ショウリかっこよかったでしょ？』



kn『あんなの…ショウリじゃないよ』



so『ひどいお兄ちゃんだね。



弟認めないなんてさ』



ソウはナイフを持って両手を広げた



so『今回の【童話】は【不思議の国のアリス】。



そして担当させて頂くのは俺、ソウ。



キミたちは【童話】を守れるかな？』



ym「守ってやるよ。



そして…ショウリのこと、教えろ‼」



ソウはニヤリと笑うと俺らのずっと先を走っていたアリスの元に一瞬で現れた



so『これは全て夢。



そう、夢の中のキミだけの物語』



『な、何を言ってるの？』



so『全ては夢。



夢なら何をしてもいい、だからこんなメチャクチャな裁判も成り立つ』



俺らはそういう瞬間移動系がないから走って追いかける



so『何をしてもいい。



だから…トランプ兵を殺したっていいし、赤の女王を殺したっていい』



hk「おいおい…いくらなんでもやりすぎだろ」



『こっちだ‼』



『他の人間もいるぞ』



『彼らも処刑だ。



捕まえよう』



トランプ兵がぞろぞろとやってくる



yb「一旦、逃げよう。



こっちだ‼」



薮ちゃんはアリスの手を取ると俺らに目配せをして走っていった



ar「『炎よ、壁となれ』‼」



大ちゃんがマッチで壁を作って足止めをしてくれる



in「『眠りを妨げる者に茨の呪いをプレゼント』」



そしてソウの足止めはいのちゃんがしてくれた



tk「俺たちも追いかけよう」



薮ちゃんの後を追う



so『…これは全て夢。



そう…全て…』



ソウは何かをぶつぶつと呟いている



ym「…ソウ？」



yt「やま、早く‼」



ym「う、うん」



俺はソウのことも気になりながらも皆の後を追った



so『…夢…ゆめ…ユメ？』



ソウの足元に本が落ちる



【狼と七匹の子山羊】、【ジャックと豆の木】、そしてもう一冊【アラジンと魔法のランプ】



俺らが闇となり、ソウの体へと吸収される



so『ソウだ…これはユメだ。



ユメなら…何をしてもいいんだよネ？』



そして…ソウの体から闇が溢れた

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慧jump(プロフ) - れっしーさん» コメントありがとうございます！！まとめての更新なので更新速度は遅いですがこれからも皆様が楽しんでいただけるように作っていきますので応援のほど、よろしくお願いします！！ (2021年3月21日 21時) (レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
 れっしー - とても面白いです！これからも頑張ってください！ (2021年3月21日 21時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：慧jump | 作者ホームページ：http://wakabassl  
作成日時：2021年3月15日 10時

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