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yt「…どうしたの?」



ym「いや…朝ごはんできたから呼びにきたんだけど…」



yt「そう、わかった」



裕翔はそう言って自分の部屋に戻っていった



俺は反射的にその腕を取る



引っ張られた腕から…かすかに見えたのは白い布



ym「…包帯?」



yt「関係ないでしょ。



離せよ」



ym「ご、ごめん」



裕翔も…怪我してたのかな?



ym「…圭人?



朝ごはんできたよ?」



kt「…うん、わかった」



俺はそっと圭人の部屋を覗く



暗くてよくわかんなかったけどどっちかが暴れたのかかなり散らかっていた



kt「…何、まだ用事?」



ym「えっと…早めに来てね」



俺は怖くて少し早口で言った後、皆の場所に戻った



in「あ〜、眠いんだけど〜」



ar「結構寝てると思ったんだけどな」



yb「そういえば…学業の方はどうなんだ?



皆、順調なのか?」



hk「げ…忘れてたよ」



tk「ここにきてまともに勉強なんてしてないからね」



そう言われたらそうだ



そもそも教科書とかないんだから勉強なんて…



yb「それじゃ、知念。



【嘘をついちゃイケナイよ】でこの紙を3年生、2年生、1年生の教科書に変えてくれ」



あ、そうだった



cn「…高くつくけど?」



yb「金なら帰った時に払うよ」



ym「…逃げ出したい」



hk「奇遇だな、山田。



俺も逃げ出したいよ」



そうやって話しているとふと、裕翔が目に入った



…全く食事に手をつけていない



ym「裕翔…食べないの?」



yt「え…?



…食欲ないからいいや」



裕翔はそういうと席を立って自室に戻った



yb「…どうしたんだ、風邪か?」



hk「それだったら後でお粥でも作るか」



そこから皆食べ終わって各々好きなことをしている



俺はショウリと一緒に図書館を回っている



sr『ここから先にあるのが【壊された童話】なんだ。



…【ラプンツェル】もここにあるよ』



ym「そうか…読むことはできるのか?」



ショウリは首を横に振る



sr『読めたとしても…もう無理だと思う』



ym「わかった…他行こうか」



くるりと前を向くと誰かにぶつかった



ym「うぇぶ」



一歩下がって誰かと見ると



ym「…裕翔」



本を持った裕翔がいた



yt「…はいこれ。



光ってたから持ってきたよ」



裕翔が差し出して来た本は…橙色の光を放っていた

5-3→←第5童話  シンデレラ



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慧jump(プロフ) - れっしーさん» コメントありがとうございます!!まとめての更新なので更新速度は遅いですがこれからも皆様が楽しんでいただけるように作っていきますので応援のほど、よろしくお願いします!! (2021年3月21日 21時) (レス) id: fc3df4fc56 (このIDを非表示/違反報告)
れっしー - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2021年3月21日 21時) (レス) id: aa496b1864 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2021年3月15日 10時

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