【ツイステ】なにも、要りません。２ (ページ25)

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【欲求】ページ25

ユウ side

先生が使った魔法が何かわからないけど、強い物ということだけはわかった。

「でぃとゅれ、りず、ひゅーまん...」

どんな意味があるのか分からない。
けど、きっと人間を恨むなにかだ。

「あいつの魔法は、ヒトを壊す」

うしろからクルーウェル先生がやってきた。
彼は倒れたA先生を抱える。

だいじそうに、やさしそうに。

クルー「【ヒトを壊せ】。
あいつのユニーク魔法だ」

学園長「なんですって！？」

アンドロイドにも、ユニーク魔法があるのか。

ラギー「レオナ、さんっ」

ラギーはレオナ先輩に近づく。
レオナ先輩は無傷で、ただすやすやと眠っていた。

リリア「アンドロイドにも、意思が芽生えるとはのぅ...

なんて皮肉な。」

クルーウェル先生が抱き抱える先生の頭を撫でる。

その手も、優しい物だった。

学園長「ユニーク魔法は、人間にしか発生しないものでは！？」

学園長が突然言い出す。
クルーウェル先生はくつくつと笑った。

クルー「今更だな。
こいつは確かにアンドロイドだ。
けど完璧なものじゃない。」

近くのベンチに寝かせたかと思えば、彼は注射器をとりだす。

リリア「魔法薬は心臓さえあれば効く。
ということは...」

「心臓を、持ってる」

グリム「あっ、起きたんだゾ！

さぁ、今までのことは全て自分がやったと白状するんだ！」

「ちょっ、グリム！！」

レオナ「______________A」