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3話 ページ4

-コナンside-

ある日の朝、いつものように蘭と途中まで一緒に登校していた時の事だった

「あっ!ユミちゃーん!」

1人の女の子が、赤信号の横断歩道に飛び出したのだ
そして、迫ってくる乗用車。誰もが間に合わない、そう思った

キキーッ

乗用車のブレーキ音は聞こえたが、ぶつかった音は聞こえない。急いで現場に駆けつけるが、女の子の姿はない

「アカリ!?アカリー!!」

女の子の母親と思われる女性が、子供がいなくなったことに混乱していると、そこに似合わない落ち着いた声が聞こえてきた

「あの…。この子のお母さんですか?」

女性に声をかけたのは、帝丹高校の制服を着た男子生徒。腕にはなんと、先程の女の子を抱えていた

「アカリ!!」
男「多分、車にビックリして気絶しちゃったんだと思います。さっき、救急車呼んだので、念の為病院で診てもらってください」
「ありがとうございます!!娘を助けて下さり、ありがとうございます!!」
男「いえ、当然のことをした迄ですから。それでは」

そう言い、その男子生徒はそのまま去っていった

コ(あの男…一体どうやって女の子を助けたんだ?あの場所からこの現場まで、一瞬で移動出来る距離じゃねえぞ…)

一体…何者なんだ…

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作者名:上衣 | 作成日時:2018年11月21日 13時

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