留学先が、まさかのあの世界だった件

16話 ページ17

『あー、やっと帰った…』

個性を解き、ソファへと倒れ込む
あの後、腹の探り合いをしながら夕飯を食べ、お互い隙を見せないように気を張っていた
コナンは夕飯を食べてすぐ、敵陣から逃げるようにして帰って行った
まあ、白に近いと思ってた人が怪しい発言をしたからね。早く帰るのは当たり前だろう

(盗聴して私が白か黒であるか判断したかったんだと思うけど、家の中まで誰かに聞かれてるなんて嫌だっつーの)

机の上にある、粉砕した盗聴器を見ながら、今後コナンとどう接して行くか考える
あの子の事だから、きっと沖矢昴もとい、赤井秀一に報告するだろう。あと、安室透にも
一応、相澤先生と安室さんは知り合いっぽいから、安室さんは追求はして来なさそうだけど、あとの2人がな…

『あー…考えただけで胃が痛くなりそう』

いざとなれば、安室さんに助けを求めようかな…?危険人物リストに載ってたけど、赤井秀一やコナンよりかは安全そう

『これ程までに家に帰りたいと思ったのは初めてだよ…』

ホント、なんでよりによってこの世界に留学することになったのかが謎すぎるわ

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