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15話 ページ16

「はい、どうぞ。上がっていいよ」
コ「お邪魔しまーす」

コナンに突然、ウチでご飯と食べさせてほしいと言われて戸惑った
何故ウチでご飯を?蘭ちゃんの家でいつも食べてるよね?
コイツ…ウチに盗聴器仕掛ける気なんじゃね?
そう思い断ろうとも考えたが、私は現在1人暮らしだという事をポアロに行った時に話している
しかも私の性格上、断らないだろうと思っているのだろう
もし、ここで私が断ればさらに怪しまれるのでは…
と、脳内1人会議の結果、コナンと家に招くことになった

「テキトーに座ってて。飲み物用意して、今から夕飯作るから。テレビも好きに見てていいよ」
コ「ありがとう!」
「どういたしましてー」

台所へ直行し、冷蔵庫に入っているジュースを取り出しながら、今日の夕飯を何にするか考える
冷凍庫には前に作ったハンバーグの種。野菜室にはジャガイモ、レタス、キュウリ、リンゴ。冷蔵庫にはコーンスープのパック、ゆで卵、その他調味料諸々

「…ハンバーグとポテトサラダ、コーンスープにするか」

めっちゃ手抜き料理だな
ハンバーグは解凍して焼くだけだし、コーンスープはパックからスープ用の食器に流し込むだけ
まともに作るのはポテトサラダだけではないだろうか

「はーい、コナン君。ジュースお待ちどうさまー…って、ソファの下覗き込んで何やってんの」
コ「ギクッ」

ジュースをコップに入れ、リビングまで持って行くと、コナンが何やらソファに仕込んでいた
まあ、わざと足音立てず気配を消してリビングに行ったからなんだけどね

コ「えーっと、それはそのぉー…」

何か理由を付けようと目が泳がせるコナン
おいおい、いつもの鬼気迫る時の余裕はどこ行った

(ちょっと助け船を出してやるか。私が怪しまれる前提だけども…)
「コナン君。今まで気づかないフリをしてたけど、そういうのプライバシーの侵害だから辞めてね」
コ「えっ」
「今回の相手が俺だったから良いけど、いくら怪しいからって盗聴器を仕掛けて良いもんではないよ。ただの勘違いってこともあるし。もし、訴えられたら君だけじゃなく、君が持っているそれを作った人も巻き込むことになるよ」

まあ、コナンが思う怪しい人物は大抵悪い人たちであり、それが物語の醍醐味なんですけどもね
私みたいなめちゃくちゃ怪しくても白の人がいますからね

コ「ねぇ、治祈お兄さん。僕、お兄さんのことがもっと知りたいな〜」
「俺は知られたくないな」

ああ、今日から胃が痛くなりそうだ

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作者名:上衣 | 作成日時:2018年11月21日 13時

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