留学先が、まさかのあの世界だった件 (ページ12)

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11話ページ12

相「ここでいいか」
「マジでやるんですか」

相澤先生に引きずられてきたのは、廃墟ビルの解体現場。どうやらここで戦闘訓練を行うらしい

相「当たり前だろ。定期的に対人訓練を行わきゃ鈍る」
「そりゃそうですが…」

とりあえず制服を脱ぎ、動けるようにストレッチを始める
相澤先生の個性は抹消+ここは個性のない異世界。個性はあまり使えないことを考えながら動かなくちゃならない

相「準備は出来たか?」
「…お願いします!」

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相「今回はこれまで」
「あ、ありがとうございました…」

相澤先生、容赦ない…
身体中に腕や脚、背中には勿論のこと、顔にも痣が出来ている

相「これからこんな感じで月1で訓練を行う。鈍ってたら容赦しねえからな」
「既に容赦してないし…」
相「なんか言ったか」
「い、いえっ!!何も!!」

流石にこれ以上厳しくはされたくない為、慌てて誤魔化す。でも、久しぶりに(と言っても1週間くらい)会えたのに何か寂しいなぁ…

相「…ほら」(ﾎﾟｲｯ
「わっとっと…」(ﾊﾟｼｯ？

相澤先生に何かを投げられ、慌てて受け取った。見てみると、それはアッ○ルウォッチみたいなものだった

「これは?」
相「時計型通話携帯だ。そん中にクラス全員の連絡先が入ってる」
「え」
相「じゃあな」

それだけを言って帰って行ってしまった

「……フッ、相変わらず不器用だなぁ。相澤先生」

異世界生活はまだまだ始まったばかりだ