第二十九話「薬の正体」 ページ30
『あの、甘い匂いがするところに近づきました』
「やっぱりか」
「ちょっと着いてきてくれる？」
そう言って男性は私の返事を聞く間もなくこちらに近づいてくる
「よっ」
そして私はまたお姫様抱っこされて廊下を進むことになった
恥ずかしすぎるんだけども！
階段を上がり青色の看板がかけてある部屋につくと
私を降ろしドアをノックする
ｺﾝｺﾝ
「だいせんせー！」
ｶﾞﾁｬｯ
「なんや…って…Aちゃんやん…」
『えちょ、大丈夫ですか！？』
部屋から出てきたのは顔を火照らせ体は怠そうな青髪の人だった
そして少しその人に近づいた瞬間
『ｯｯ!』
腕を引かれ抱きしめられていた
「はぁ…はぁ…っはぁ…」
呼吸が荒い青髪の人を心配したいのはやまやまだが
抱きしめられている恥ずかしさでそれどころではない
『あ、の』
「な、Aちゃん…キス、しよか」
『あのっ』
だんだん青髪の人の顔が近づいて…
「大人の遊びを教えｯｯいったっ！！」
「大先生は後で俺が掘ってあげる」
そして私はいつの間にか青髪の人から離されて
エーミールさんの後ろに隠される
「Aちゃん、甘い匂いの正体はある薬のせいなんだけど」
「飲むとこの人みたいに欲が高まるし
匂いを嗅ぐと甘えたくなったり体が怠くなったりするんや」
それじゃあ元気になる薬って…
『夜活躍する薬…』
「はは、そういうこと」
顔が熱くなるのが分かる
だからトントンさんが近づくなって言ってたのか！
『！あのトントンさんは…？』
「あぁ、あいつは今薬飲んでパソコンイジってると思うよ」
「だから心配しなくても大丈夫だよ」
そう言って私の頭を撫でる男性
「しんぺいさん、そろそろ時間が…」
エーミールさんが時計を確認し
18:10
だということがわかった
「わ、Aちゃん、
この話は絶対家族に言っちゃ駄目だよ？」
『は、はい…！』
そして私は薬をもらって豪邸から出る
『…』
『家隣やんけ』
豪邸の隣には自分家のアパートがあり
私が今いたところは最近引っ越してきた人の家だった
「あ、知らなかった？」
『いや逆に知ってたら怖いやろ』
思わず男性にツッコんでしまう
「あ、そういえば俺自己紹介まだやったな」
「俺は高等部２年のしんぺい神、
ぺ神って気軽に呼んでな、よろしく」
『あ、は、はい
えっと私は中等部３年の佐藤Aです
よろしくお願いします』
急に始まった自己紹介を済ませた後
お礼を言って家に帰った
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オセロ(プロフ) - 神無月*楓さん過激ファンさん» 神無月*楓さん過激ファンさんコメントありがとうございます！ あらありがとうございます(´ｰ｀) そんなあなたのことがしゅきﾊｧﾄ(やめなさい) (2021年8月9日 0時) (
レス) id: 552b0e1f25 (このIDを非表示/違反報告)
神無月*楓さん過激ファン(プロフ) - くっっそ面白いです！！！！遅いかもですがオセロさんしゅきってツイートしときますね(((殴 (2021年7月28日 9時) (レス) id: 804ec0cc68 (このIDを非表示/違反報告)
オセロ(プロフ) - くまくまちゃん(いろ)さん» くまくまちゃん（いろ）さんコメントありがとうございます！ なるほど！？本当ですか！！？じゃあ結婚しましょうか！ ありがとうございます！頑張りますね(●´▽`●) (2021年2月6日 23時) (レス) id: 552b0e1f25 (このIDを非表示/違反報告)
くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - 主様のテンションがめっちゃ好きです(急な告白)面白いです！こんなご時世ですけれどもね、頑張りすぎず頑張ってください！(誰目線) (2021年1月30日 12時) (レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
オセロ(プロフ) - なコさん» なコさんコメントありがとうございます！ 私こそ更新と返信遅くなってしまってごめんなさい！ 祝ってくれてありがとうございます！！ お、来年も見てくださるなんて嬉しいです！(●´▽`●) (2020年12月20日 3時) (レス) id: 552b0e1f25 (このIDを非表示/違反報告)
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