すとぷり短編集2！！

喧嘩---ころん　(リクエスト) ページ9

最近、ころちゃんが、構ってくれません。1週間ぐらい。


ころん「……」

ずっとこんな感じで、

『ねー一緒にご飯食べよ？？』
なんて言っても

ころん「仕事忙しいから。後で食べるよ。」

ってなって、相手してくれないの。

いつも、仕事だから。眠いから。たぴちゃんと遊んでくる。って言ってごまかす。それならわざわざリビングでやらなくてよくない？部屋でやればいいじゃん。私よりたぴちゃんなの？？

付き合って5年。そろそろ冷めてもおかしくない頃。


『… ﾎﾟﾛｯ ﾎﾟﾛｯ』

なんか、不安とか怒りとかなんか色んな感情が混ざって、涙が溢れてくる

『仕事なら部屋でやればいいじゃん、、私よりたぴちゃんなの？ﾎﾟﾛｯ なんで？
もう私なんかどうでもいい？、、、私いらない？』


溢れてくる涙で声が詰まる。
ころちゃんが、違う。とか、いやっ…とか言ってるけど、今の私はそんなの聞きたくない。

今のころちゃんなんか大嫌いだし。

もうころちゃんなんか、、


『ころちゃんなんか、、大嫌い。』

そう言って私は、リビングを後にした。

ーーーーー
ころんside

Aに言われた言葉。

"大嫌い"

僕は、Aに甘えてほしかったからツンツンしてたのに。

こうなるとは思っていなかった。

ころん「A…」

ーーーーーーー
Aside

ﾌﾟﾙﾙﾙ ﾌﾟﾙﾙﾙ
私が電話をかけた相手は、

「あ！Aー？久しぶり！」

莉犬くん。高校の同級生。
『久しぶり。ちょっと相談した方があるんだけど、、』
「え？なになに？」
『私、ころちゃんと、

　 別れようと思ってる。』

私がそう言った瞬間、莉犬が叫んだ。

「あんなに仲良かったのに？！」

『うん。最近めっちゃ冷たくて、さっき大嫌いって言っちゃった。』


「そっっかぁー、俺ころちゃんと幼馴染みだからわかるけど、多分ころちゃんはAに甘えてほしかったんじゃない？アイツツンデレだからさ」

そうかな？でも、全然ツンデレじゃなかったよ。

『そう、、かな。まぁ、ちょっと考えて見るね。相談乗ってくれてありがとう。』

電話をきると、また涙が出てきた。

もう笑い合えないのかな。

もう構ってもらうことはできないのかな。

もうあの頃に戻ることはできないのかな。


『もぅ分かんないよ…』

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