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#3 ページ3
「違う...ダメ...ちょっと身長がな〜」
ブツブツと独り言を呟きながら×のマークの方へとスワイプをしていく
内心すごく焦りは感じているけれど私だって誰でもいいわけではない
そんなんだから彼氏ができないんだって言われた事は何度もあるけれどこちらにだって選ぶ権利はあるわけで
「はぁー今日も収穫なしかー」
最後の1人だけと決めてスワイプをした時、映し出されたあまりの整った顔に指を止めた
「えっ、なにこのイケメン...」
これがマッチングアプリの怖い所である写真詐欺ってやつかと疑ってしまうほどのイケメン君は、ピース付きで爽やかな笑顔をこちらに振りまいていた
「東京都内在住、175cm、美容師...」
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作者名：来夢（ライム） | 作成日時：2021年10月8日 19時
