跳べない君を慈しむ【wrwrd】【BL】

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shp side(続き)


kn「ショッピ！あれ！！」

そう言って先輩はビッ○カメラに置いてあるテレビを指さした

そこに写っていたのは走り高跳びの世界大会だった


kn「俺見てくる！！！！」

shp「ちょ、先輩！！」


俺も急いで追いかけなきゃと思ったがあることに気づく

今は夏

結果発表が終わってから一滴も水を飲んでいない

そして年々暑さは増すばかり

要は何が言いたいかと言うと

脱水症状を引き起こしかねない


これはヤバいと思い先輩に一声かけて飲み物を買いに行った

まぁ、聞こえてないだろうけど

だってさっきまで希望の欠けらも無い目をしていたのに今は宝石のように輝いているのだから

……可愛い……うん…


なんて思いながら自動販売機のボタンを押す

ピッと軽い音が鳴る


はずなのに


その音は後ろから聞こえてくる鈍い音にかき消された


ドンッとこれまで聞いたことの無い音が辺りに響く

体験したこともないのに直感が

これは事故だ

と語っている


それよりも気になることが1つ

さっきまで『ショッピ！！』と騒いでいた大好きな声が聞こえなくなった

そんなことないと考えながらも心が妙にザワつく

まさか、いや、どこかの子が誰かとぶつかっただけだろう

必死に俺の脳は動いているのに、もう誰がどうなっているのか予想はついているのに

心が邪魔して振り向くことが出来ない


固まったまま心を落ち着かせる


そして意を決して振り返る

するとそこには

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