教授と君｡first ページ6
紅茶
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｢ふぅ…｣
午前が終わりランチタイムへと差し掛かった頃、私の部屋には決まってお客さんが来る。
｢さて、今日もそろそろかな｣
コンコン！
『エーミール教授。Aです。入っていいですか？』
｢はい。どうぞ｣
『失礼します』
ガチャ
｢今日はいつもより早いですね。さては、何かいい事でも？｣
『流石教授！よく分かりましたね！実は今日………』
大学のランチタイムが始まる時間。授業のある日は毎日のようにAさんが来ては一緒に食事をする。
この時間は私にとって楽しみの一つ。こうやってAさんが今日あった出来事などを話しているのを聞くのが楽しくて仕方ない。そんな私はきっと生徒に恋をしている……
｢それは良かったですね！｣
『はい！なので早く教授に話したくて仕方なかったんです！』
｢というより今は2人ですよ？堅苦しいのは禁止。ここではなんて言うんでしたっけ？｣
『そうか！すいません。エーミールさん』
｢はいよく出来ました。そうだ。この前新しい紅茶の葉が手に入ったんです。今入れてきますね｣
『やったー！いつもありがとうございます！』
私はそう言い残し紅茶を入れに行った。
私達がこうやって一緒に紅茶を飲めるのもあの日があったから。
あの日出会ったことはきっと運命なのでしょう……
遡ること3年ほど前。
大学内で迷っている新入生がいました。
『え……ここどこ？迷った…どうしよう…』
｢どうかなさいましたか？｣
『あ、あの！私迷っちゃって…も、もしかしてこの大学の方ですか？』
｢はい。教授をやっているエーミールと申します。貴方のお名前と行きたい場所をお伺いしてもよろしいですか？｣
『あ！そうですね…私はAと申します！○○の教室に行きたいのですが、迷ってしまって……』
｢Aさんというのですね。○○へ案内します。｣
『ありがとうございます！』
これが私達の出会い
そこからお話をしていくうちに親しくなって今ではランチを共にする程にまで…そして彼女ももう卒業…
寂しくなるなぁ………
｢はぁ…｣
『ため息なんてついて…どうしましたか？』
｢い、いえ！なんでもないですよ。さあ、紅茶が出来ましたよ。どうぞ。｣
『ありがとうございます！これはなんというものですか？』
｢これは"アルギリ"というものです。青い山という意味で"ブルーマウンテン"などとも呼ばれたりします。｣
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実況者
ゾム
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swズワイガニ(プロフ) - りんごさん» 読んでくださってありがとうございます！豚さんお好きで良かったです。ご意見どうもありがとうございます!! (2020年5月23日 22時) (
レス) id: 8fcd6c3e7d (このIDを非表示/違反報告)
りんご - いつも楽しく拝読させて頂いています！豚さんがきたぁぁぁぁぁぁああ！可愛い！なに？大天使？好き好き好きすk(殴私は短編集の続きが読んでみたいです！いつも更新お疲れ様です！ (2020年5月23日 21時) (レス) id: ed57538bc3 (このIDを非表示/違反報告)
swズワイガニ - ゆーれんかさん» 読んでくださってありがとうございます！towacoさん作品は初めてなのでお気に召すものになるかは不安ですが頑張ります!! (2020年5月6日 12時) (レス) id: 8fcd6c3e7d (このIDを非表示/違反報告)
ゆーれんか(プロフ) - いつも素敵なお話読ませていただいていただいてます！リクエストでtowacoさんに甘える夢主の話を描いていただけないでしょうか…。これからも更新頑張ってください！ (2020年5月5日 17時) (レス) id: a0de8d250a (このIDを非表示/違反報告)
swズワイガニ - ひなのんさん» 読んでくださってありがとうございます！リクエストありがたいです…!!すぐ書きますね(*^^*) (2020年5月5日 12時) (レス) id: 8fcd6c3e7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：swズワイガニ | 作成日時：2020年4月15日 20時
