殺人鬼…？俺は探偵社員だ！【文豪ストレイドッグス】【3年A組】（新） (ページ17)

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ふと思った
此のクラスは醜いと
何故なら、全員がその結果であって欲しいと望んでいるからだ

…でも何故？其の理由じゃ無いと、何か自分達に不都合があるのか？

兎に角…茅野はもっと自分の言葉で、噺てもらいたい
芸の為に見せ付けられる操り人形では…無いんだから

諏訪「あれでいいと思うけど」

「私も」

甲斐「さっさと言えよ！」

…苛々しながら机を蹴り飛ばした…信じられない

茅野「…影山麗奈は今年の全国大会で、ドーピングしたことがバレてじさつした」

ほらまた、自分の気持ちなんて知らんぷりだ

柊「それがお前の答えか、それでいいんだな」

甲斐「良いに決まってんだろ！」

再び机を蹴る…先生は此奴に云ってるんじゃ無いだろ？茅野に問い掛けてるんだろ？

柊「茅野に聞いてんだ！」

先生だって茅野の本心を云って欲しいだろう

茅野「今更何を云ったところで…麗奈は帰ってきません」

当たり前だろう…帰ってくるなら今頃、織田作と太宰と3人で探偵社でやっていた筈だよ……もし、織田作が生き返るなら…ね…
織田作なら…小説家になってたのかな

柊「確かに、影山を失った過去は変わらない。でもこれからのお前を変えることはできる。自分自身で考えて答えを出すんだ」

茅野の其の大きな瞳から溢れ出そうな綺麗な水
云いたい事は吐いてしまえばいいのに

宇佐美「あのさぁ…なんか、二人の世界に入ってるけど、もう答えは出てるから。麗奈は水泳界のプレッシャーに圧されて、ドーピングに茅野「違う！……麗奈がじさつしたのはそんな理由じゃない」…」

矢張りそうだろう？茅野は其侭自分の言葉で云えるのか、はたまた、流されるのか

茅野「……麗奈を空気みたいに
無視するようになって
……最低です
麗奈はきっとそれが辛くて」

自分を責める様に云っていた

宇佐美「…何それ、それじゃまるでうちらがじさつの引き金を引いたみたいじゃん。え？何？うちらを主犯にして、ぶっきーに裁いてもらいたいの？」

実際に引いたんじゃ無い
色々な処から力が加えられて、引き金が引かれた…

引き金は力を入れないと引けないが、どれだけ其の力が弱くても、其の力が重なれば、必ず引き金は引かれる。

俺の云う「力」と云うのは誹謗中傷
どれだけ小さい事でも其れが積み重なれば何れ、人の心ははボロボロになり、最後はもうそこで1人だけ時間が止まってしまう