19話 ページ23
貴方side
アガサ｢初めてこの世に...それは最近ですの？｣
貴方｢いいえ。百年以上昔です｣
アガサ｢そんなに昔からいたのですね。
でも、そんな昔からいる人間のコピーだなんて、生きていますの？｣
貴方｢生きています。何せその異能力が強力で｣
アガサ｢もしかして、ミメイのアレは...｣
貴方｢そうです。
元々未明先輩の話を聞いて、探そうってことになったんです。
未明先輩もその異能力者を見つける為に協力、というカタチで私達と契約しているんです｣
アガサ｢成程。では如何して探していますの？｣
貴方｢情報収集。それから殺す為｣
アガサ｢ふぅん...あぁ、そういうことでしたの｣
きっと今のでアガサ様は全てを理解しただろう。全く、頭の回転が早いお人だ
貴方｢という訳ですが、御満足していただけましたか？｣
アガサ｢えぇ、満足ですわ。ありがとう。じゃあ私は帰ろうかしら｣
貴方｢外までお送り致します｣
アガサ｢そうしてもらうわ｣
私の入れた紅茶は綺麗に飲み干されていた。
■+-+-+-+-+-+-+-+-++-+■
アガサ｢今日は本当にありがとう。貴方のおかげで色々分かったわ｣
貴方｢いえ、私も久々にアガサ様にお会いできて嬉しかったです。今度は私から行きますね｣
アガサ｢そう言ってAはいつも来ないんだから
ﾌﾟﾝ(｀・^・´)ﾌﾟﾝ｣
貴方｢すみません(^^;;。何しろ仕事が...｣
アガサ｢まァ、そういう所もAらしくて私は好きですわよ。それでは、また｣
貴方｢えぇ｣
アガサ様は人の群れへと紛れ込んでいった。
さて、未明先輩が来るなら準備を済ましておこう。
ずっと計画していたことを＿＿＿＿＿＿。
これできっと××との関係は絶たれる筈だ
ガチャ
高村｢アガサ様は？｣
貴方｢帰っていったよ。荷風さんは？｣
高村｢呼び出し｣
貴方｢あらー(・ω・｀)ｱﾗｯ
これは帰ってきたら荒れちゃうかな｣
高村｢多分｣
貴方｢じゃあ報告は明日になるか。まぁそれまでに準備すればいいや｣
高村｢？｣
貴方｢なんにもない。ほら仕事の続きするよ｣
高村｢はーい｣
七日後が楽しみだ
■+-+-+-+-+-+-+-+-+--+■
貴方「そういえば奏夜は?」
高村「嗚呼、奏夜なら...」
長月「...」
ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ...
ｶｷｶｷｶｷｶｷ....
高村「朝からずっと事務仕事」
貴方「こんな暗い中でよく目が悪くならないよね」
高村「あれ?つっこむとこそこ?あの仕事量じゃないの?」
貴方「普通じゃない?」←
高村「...」
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作者名：おタケ&姫神 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/taniyuki/
作成日時：2018年3月9日 16時
