めし23個。 ページ24
〔はげ。〕
・
その日は教室に着くなり真子に話しかけられた。
マコ「A〜!!A!!」
『な、なになに。うるさいねんけど。』
そう大声で私の名前を何度も呼ぶものだから逆に冷静になって、うるさいと言ってしまった。
マコ「うるさいのはごめん!!でさ〜」
『あ、続けるんや…。』
マコ「明後日の男バレ見学一緒に行かへん!?!?見学行けんの水曜木曜だけやから!」
・
いつもは女子グループばかりの見学者の中に1人で行ってる真子。
私もこの前の強制的に付き合わされたバレーの練習で少し、
バレーに興味が湧いていたので少し考えたが了承した。
多分真子はそれを狙って誘ってきたのだろう。
・
私が
いいよ
と返事をすると同時にチャイムがなったのでそのまま席についた。
『あ、真子に何時からか聞き忘れた。』ボソッ
そう小さく呟くと隣の治には聞こえてたらしく
「何いってるん。」
そこでふと思い出した
『あ、そういえば治男バレやった。』
「え、何今知ったん?」
『んなわけあるか。』
・・
治に時間を聞くとやはり、なんで聞いたのか詰め寄られたので正直に言うと
「まじで?その日めっちゃやる気出るわ。」
『なんでー?』
まだ1限目だと言うのにも関わらず
私は1個目の弁当を食いながら問いかける。
「だってお前にかっこいいとこ見せたいやん。」
また少し私の動きがぴくり、と止まった。
そんな思わせぶりな態度とるのが天然なんだよばか。
なんて心の中で叫びながら。
既にかっこいいなんて口が裂けても言えないので
『安心して。おにぎり作るのがくそ上手い、無駄に顔がいいやつ。って事は認識してるから。』
なんて軽口をたたく。
「無駄ちゃうし。性格と比例しまくってるし。」
頬杖をして私の方を見ながら治は子供のような言い訳をした。
『反比例の間違いじゃね?』
そう言って煽ると
「昨日のアイスの料金返品と、1週間おにぎり無しな。」
『誠に申し訳ございませんでした。』
なんて言い合っていると
・
先生「おい。宮、Aうるさい。あとAは1限目から早弁をするな。」
と、あのはげ…国語の担任に注意されてしまった。
クスクスと倫太郎君と真子の声が聞こえた
そのはげが黒板に視線を移すと同時に
治とお互い顔を見合わせて
「おまえのせい」
と口パクで言い合った。
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アホアホ - いつも、楽しみに拝見させて頂いております。夢小説を書いている人で1番好きでいつも応援させてもらっています。これからも応援します。 (2021年1月30日 11時) (レス) id: 406eddafff (このIDを非表示/違反報告)
納豆巻子(プロフ) - 完結おめでとうございます!サムと夢主ちゃんがすごく可愛くて癒しになりました(*´∀`*)次回作も見ますね! (2021年1月24日 11時) (レス) id: c9ba209118 (このIDを非表示/違反報告)
咲彩(プロフ) - あぁ、尊い………!二人でアイス買いに行ったとこがめっちゃ好きです!アイスで機嫌直しちゃう夢主ちゃん可愛いし、夢主ちゃんの頭ナデナデするサムも可愛い………!! これからも更新楽しみにしてます!! (2021年1月17日 12時) (レス) id: 5e5760af31 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なおバカ - やばっ 2人とも無自覚なの やばっ めっちゃ好みのお話です!更新これからも頑張って下さい! (2021年1月13日 18時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
みんと。(プロフ) - 納豆巻ちゃんデシさん» 見ていただきありがとうございます!頑張らせていただきます! (2021年1月10日 2時) (レス) id: 63c12d22c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みんと。 | 作成日時:2021年1月4日 19時