隣のチビが大食いだった件。【宮治】

めし10個。 ページ11

〔友達。〕



・





食べ終わって帰ってる最中、

実際、真子引いたんじゃないかなって心配だった。



でもその心配はなかった。




・




｢Aの胃袋どうなってんの！！！てかなんでそんなに食べて太らへんの！｣



｢ていうかそんなに食べてるのにちっちゃいよな。｣



｢今度大食い店いかへん！？食べきったら無料になるとこ！｣





などなど興味津々に沢山のことを言われた。



本当にいい子なんだなって心からそう感じた。






『そういえば真子って宮ツインズのどこがいいって思ったん？

ファンになる前は特にバレー興味なかったんやろ？』




私の問いかけに真子は





ｱﾏﾈ｢んー高一の夏に、



友達の女バレ試合見に行かされて、

その日丁度男バレの試合もあったからついでにって言って友達と見てたんやけどさ。


そこで宮兄弟が居て、なんて言うか、すごい、かっこよかったんよね！プレーとか！


気づいたら男子バレー部の部活見学に行っちゃうほどファンになっちゃってた！｣





そうキラキラした目で喋る真子




『へぇー。あの人達そんなにすごいんや。』



ｱﾏﾈ｢すごいでー！あと同じクラスの角名倫太郎君もすごいんやで！？｣




そう言って男子バレー部について語り始めた真子




学校前まで来た時にふと我に返った真子。




ｱﾏﾈ｢あっ…ごめん。語りすぎちゃった。｣



『大丈夫やで。真子の男バレ愛がすごい伝わった！』




そう私がそう言うと


また笑顔になった真子。



そして帰ろうとした時





ｱﾏﾈ｢あ、ちゃんと治君に聞いといてな！｣



と、校門の前で手を振っている真子




『わかってるわかってる。』ﾆｯ




そう言って少し笑って私は歩き出した。




やっぱり私は神様に恵まれているのかもしれない。



(((コミュ力お化けの美女の女友達が欲しいと願ったら秒速でできた。)))





・

めし11個。→←めし9個。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す