▽ 優しい彼 2 ページ6
太宰side
.
太宰「遅いな……」
中也「そうだな…」
Aを待つ事数十分。
帰ってくる気配が無い。
……抑おかしい。
何故ナオミちゃんは
Aを呼び出したのだろうか?
何も、Aに直接話せば良いことなのに。
何で、何でだろう。
嫌な予感がする。
谷崎「はぁ…っはぁ……ッ太宰さん!!」
振り返ると其処には、谷崎君が居て。
彼は私達に近づいてくる。
太宰「如何したんだい?」
谷崎「ナオミ、見ませんでしたか!?」
中也「手前の妹なら、Aを呼び出して…」
谷崎「それが、沢山女の子達に囲まれて
裏庭に行ったって聞いて…
Aさん以外にそんな仲の良い友達なんて聞いたこと無くて…」
太宰「……谷崎君、それって───」
「太宰さん!!!!!」
今度は女の子の声が聞こえた。
その声の主は───
谷崎「ナオミ!?」
ナオミ「太宰さん、助けてくださいッ!!
Aさんが…ッ」
息を切らしながら話すナオミちゃん。
私は彼女の肩を掴んだ。
太宰「Aが、何だって?」
ナオミ「男の人に襲われているんです!!」
中也「何でそんな事に……っ」
ナオミ「…ごめんなさい!!」
ナオミちゃんは勢いよく、
私の前で頭を下げた。
ナオミ「…太宰さんのファンの方に、
兄様の事で脅されて、
如何しても、断れなくて、Aさんの事を…っ」
そこまで言えば、大体検討がついた。
……成る程ねえ
谷崎「ナオミ!!何でそんな事を……!」
ナオミ「ごめんなさい…!!」
太宰「お説教はまた後で。
今はAが優先だ。ナオミちゃん、案内して」
ナオミ「はい!!」
ナオミちゃんが先を走り、
私たちも後をついていく。
お願いだ、
間に合ってくれ────!
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光牙(プロフ) - それだったんですね。教えて下さり有難うございました(*^_^*) (2018年12月16日 6時) (レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
りーさん(プロフ) - 作者様が書いたものがみんな大好きです!だから作者様の好きなものを書いてください!応援してます! (2018年12月15日 23時) (レス) id: 526268a666 (このIDを非表示/違反報告)
* 双 つ の 黒* - 光牙さん» 初めまして! 私の作品を見ていただきありがとうございます!!m(*_ _)m44ページの駄作者からのページの作品名の下の□の横に書いてあるものがパスワードとなります。分かりにくくてすみません汗 (2018年12月15日 17時) (レス) id: b0e0232af9 (このIDを非表示/違反報告)
光牙(プロフ) - 双つの黒さんの作品大好きで占ツク始めた頃からみてます!パスワード作品の方も前から見ていたのですが、パスワードを教えて頂く事は可能でしょうか? (2018年12月15日 16時) (レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
凛緒(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!パスワードが掛かってる作品を読みたいのですがパスワードの方教えて頂きたいです! (2018年11月4日 17時) (レス) id: 49089506da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:* 双 つ の 黒 * | 作成日時:2018年4月29日 6時