▽ 助けて ページ19
暴力表現注意
.
中也「A、この漫画すげェ面白かった。
サンキュな」
『面白かったでしょ! 良かった〜』
廊下で、中也の貸した漫画について、
盛り上がっていた私達。
そんな時に、
太宰「────A」
後ろで低い声がして、
背中が震える。
怖くて後ろが振り向けなかった。
中也「げ、太宰…」
太宰「何の話をしていたんだい？」
私と中也の間に入る治。
私は顔を見る事が出来ず、俯いていた。
中也「漫画の話だよ。この漫画が面白いって」
"手前も見てみろよ"と、
漫画を渡す中也。
太宰「分かった、見てみるよ。
……A、ちょっと良いかな？」
ニコッと微笑みながら云う治に、
私は絶望を感じた。
・
・
・
・
『ぅ！！』
鈍い音と同時に、お腹に痛みが走る。
お腹を殴られたのだ。
私が座り込むと、治は冷たい視線で私を見下ろす。
太宰「何中也と話してるの？
中也とは話さないでって言ったよね??
こんな漫画の話なんてさ」
と、治は漫画をゴミ箱へと捨てた。
私はそれを、黙って見ていた。
太宰「ほら、私に何か云うこと、
あるでしょう？」
『ご、ごめ…ん、なさ……ｯ』
すると、髪を引っ張られて、
治の顔が近くにきた。
太宰「聞こえないんだけど」
『ごめん…っなさい……！！』
太宰「次話したら、これで済まないから。
────君は私だけを見てれば良いのだよ」
治の微笑みに、ｿﾞｯとした。
……こんな筈じゃなかったのに。
付き合う前の治はとても優しくて、
……変わってしまったんだ、彼は…
誰か…
助けて─────………
＊＊＊
中也「A、昼飯食べよ──」
『樋口さん、一緒に食べよう!』
樋口「あ…はい」
中也「最近Aに避けられてる気がするンだよなァ…
俺、何かしたか？」
太宰「───さあ？
何でだろうねぇ……」
そう言い太宰はﾆﾔﾘとした。
.
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光牙(プロフ) - それだったんですね。教えて下さり有難うございました(*^_^*) (2018年12月16日 6時) (
レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
りーさん(プロフ) - 作者様が書いたものがみんな大好きです！だから作者様の好きなものを書いてください！応援してます！ (2018年12月15日 23時) (レス) id: 526268a666 (このIDを非表示/違反報告)
＊ 双 つ の 黒＊ - 光牙さん» 初めまして! 私の作品を見ていただきありがとうございます!!m(*_ _)m44ページの駄作者からのページの作品名の下の□の横に書いてあるものがパスワードとなります。分かりにくくてすみません汗 (2018年12月15日 17時) (レス) id: b0e0232af9 (このIDを非表示/違反報告)
光牙(プロフ) - 双つの黒さんの作品大好きで占ツク始めた頃からみてます！パスワード作品の方も前から見ていたのですが、パスワードを教えて頂く事は可能でしょうか？ (2018年12月15日 16時) (レス) id: bfcb6bfd1c (このIDを非表示/違反報告)
凛緒(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！パスワードが掛かってる作品を読みたいのですがパスワードの方教えて頂きたいです！ (2018年11月4日 17時) (レス) id: 49089506da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊ 双 つ の 黒 ＊ | 作成日時：2018年4月29日 6時
