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「……ッ！！」
私は驚きを隠せず、雅斗の胸板を強く押す。
強く押しすぎたせいか地面に尻餅をつく。謝る所だとは思うが、今の私は謝ると言う感情は出てこなかった。
「何すんの！！」
「わ、悪ぃ……」
「悪いで済むと思ってんの！？」
声を荒らしながら言う。私の目元は涙でだんだん滲んでいく。
「悪い……でも俺はお前のことが好きなんだよ……！！」
「だからって……酷いよ！私もう帰るから！！」
そう言葉を放つとラムネを飲み干し、その場を去った。
「……ッ……」
人混みを避けながら祭り会場から去っていく。
私の唇にはまだ、雅斗の唇の感触が嫌でも残っていた。
色とりどりの花火が黒に近い色に染まった空で儚げに咲いていた。
「あら、Aお帰り。早かったわね」
「うん……眠いから部屋戻る」
お母さんにそう伝えると浴衣のまま倒れこんだ。
今更ながら思うと、雅斗に酷いこと言っちゃったよ……
“でも俺はお前のことが好きなんだよ……！！”
雅斗のこの言葉が頭の中でぐるぐる回る。
多分、また会うのは夏休み明けの2学期。
「どうしたらいいんだろ……」
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アリア - 続きもとみます！ (2021年4月27日 14時) (
レス) id: b9ce85b0fb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 続きもとみます！ (2021年4月27日 14時) (レス) id: b9ce85b0fb (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年4月12日 23時) (レス) id: f85203f704 (このIDを非表示/違反報告)
にこ♪(プロフ) - 咲乃ほしはさん» (*￣0￣)/ オゥッ!! (2020年8月24日 7時) (レス) id: 72aa1a98a3 (このIDを非表示/違反報告)
咲乃ほしは - にこ♪さん» ありがとうございます！！ (2020年8月23日 10時) (レス) id: 8af32ec04e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲乃ほしは | 作成日時：2020年5月3日 10時
