“幼なじみ”に愛されてる件！！ 2 (ページ4)

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「どうだ、Aちゃん！！」

明乃さんから自慢気に言われ、鏡を見る。

「うわぁぁ……」

鏡に写った自分はまるで別人のようだった。
髪型はいつも私がしない髪型で少しあみこみがあり、アクセサリーは白い花のコサージュ。顔には軽くメイクをしてくれた。

「よぉーし！早速二人に見せに行くよ！」

明乃さんから腕を引っ張られながらリビングへ向かう。
リビングに着くと、緊張のせいか胸がドクドクとうるさい。
もし、似合わないって思われたらどうしよ……

「Aちゃんの登場でーす！！」

ハイテンションな明乃さんに押され、二人の前に連れてこられる。
二人ともぽかーんと口を開けていた。やっぱり似合わなかったのかな……？

「可愛い……」

「え？」

低くて男の子っぽい声……この声は雅斗だった。
私は雅斗に間抜けな声で言う。

「いやっ！さっきのは忘れろ！」

雅斗は林檎のように顔を真っ赤にさせる。
ついでに、智輝の方を向いた。

「可愛い……めっちゃ可愛いよ……」

おっとりした目で顔を真っ赤にさせながら言う。
と言うことは、一応似合ってるってことか……なら、良かった…！

「さっ、早く行かないと食べ物なくなっちゃうから行ってらっしゃい！」

明乃さんから追い出されてしまい玄関の前に立つ私達3人。
足元は下駄で、どうやら無意識に履いちゃったっぽい。

「い、行こうか……」

「そ、そうだね……」

「お、おぅ……」

三人少し戸惑ってる様子で会場に向かった。

　