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智輝side
「Aちゃん、何処…?」
Aちゃんは飲み物を買いにいくと告げてから何分経っても来なかったため、雅斗と一緒に探すことにした。
なんとかして花火が上がる前に見つけないと…!
しばらく探していると、Aちゃんと雅斗の姿があった。
どうやら、Aちゃんはナンパされていたらしい。そりゃそうだ。彼女は誰が見ても可愛いと思えるぐらいの顔立ちだ。そこら辺の男が彼女に目を背ける訳がない。
そんなことはどうでも良くて、僕は二人のところへ向かおうとした。その時だった。
雅斗はAちゃんを抱き締めていた。
僕は咄嗟に木の影に隠れて二人の様子を見ていた。
後から雅斗がAちゃんに怒る声が聞こえた。色々と怒りすぎだけど内心の僕だってそう思っている。凄く心配してたんだ。
長々とした説教終えたと思い、僕は彼らの元へ行こうとした。
「待て!」
Aちゃんを呼び止める声に僕はすぐに元の場所へ戻り、再び二人を見ていた。
その後の光景に僕は一粒目から雫を溢した。その雫は雨に濡れたように頬を伝っていった。
僕が見た光景は……
__二人がキスをしていた。__
悔しかった。僕の方が彼女を愛していたのに……
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アリア - 続きもとみます! (2021年4月27日 14時) (レス) id: b9ce85b0fb (このIDを非表示/違反報告)
アリア - 続きもとみます! (2021年4月27日 14時) (レス) id: b9ce85b0fb (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2021年4月12日 23時) (レス) id: f85203f704 (このIDを非表示/違反報告)
にこ♪(プロフ) - 咲乃ほしはさん» (* ̄0 ̄)/ オゥッ!! (2020年8月24日 7時) (レス) id: 72aa1a98a3 (このIDを非表示/違反報告)
咲乃ほしは - にこ♪さん» ありがとうございます!! (2020年8月23日 10時) (レス) id: 8af32ec04e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年5月3日 10時