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__キュッキュッ……パシッ…



放課後の部活。
スパイクの音やシャトルを打つ音が聞こえてくる。
それと……



「ナイッシュー!」



男子バスケ部の声……
今日は男子バスケ部とバトミントン部が体育館の割り当てが一緒である。ちなみに、バトミントン部は男女混合の部活になっている。



「ちょっとA……いくらなんでも、男バスがいるからって……」



男バス…それは男子バスケ部の略し。どうして、私が男バスが嫌かと言うと……



「おーい、A〜!」



うわっ、早速来たよ……
呼んだのは、雅斗。そう、彼は男バスだからだ。



「バド部のシャトルこっちまで来たんだよ。気をつけろよ」



『別に私が飛ばした訳じゃないんだけど…』内心そう思いながらシャトルを受け取った。
回れ右をしてバド部の所へ戻ろうとすると、雅斗から腕を掴まれた。



「部活頑張れよ」



私の頭をポンポンと撫でると、バスケ部のコートに戻ってった。
私は口をぽかーんと開けてその場から動けなかった。いつもはあんなことしないのになぁ……



「A〜!!早くラリーするよ!」



「あ、今行く〜!」



ハッとして、急いで由羽がいるところへ向かった。


 

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時

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