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「良いから食べさせろ!」
「い〜や〜!!」
アイスを持っている腕を引っ張られる。
相手は男子。力に勝ってこないけど、取り合えずバド部の私も粘る。
頑張れ、私!!
「あ、あれ?小泉じゃん!」
「え!?」
急に由羽の呼んだため、反射的に振り向いた。
すると、横から『隙あり!』と言い、私のアイスを食べる雅斗の姿があった。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
私は涙目になりながら食べられたアイスを見る。
てか、ほとんどナッツ無くなってるし、しかも……か、間接キスにぃぃ!!
「あぁ、美味しかった♪ん?Aどうした?顔真っ赤だぞ?」
口の周りに着いてるチョコを舌でペロリと舐める雅斗。その姿にドキドキしてしまう。
そのあとに私の顔を覗きこむように私を見る。
こ、コイツ絶対無意識だ……
「あ、あんた意識してないわけ?」
「は?」
握り拳を作り、震えながら雅斗を見る。
様子から見て雅斗はさっきのことは意識してないっぽい。
「だーかーらー!雅斗がさっきアイス食べたじゃん?それか、間接キス……だってこと…!!」
私は“間接キス”の部分を小声で言う。そこ以外は全部ボリュームを一緒で言う。
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時