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「Aちゃんと雅斗〜!」



階段を上り、教室に戻ろうとすると図書室から智輝が私達の名前を呼んで出てくる。
どうやら、図書委員の仕事をしていたっぽい。
ちなみに、2年生のクラスは3階にあって、図書室も3階にある。



「一緒に教室戻ろう?」



「うん!」



なんだかゲームで言う、仲間が増えたような気分。
私達の関係っていつまで続くのかな……



「やっと教室に戻れた〜!!」



私はそう呟いて教室に入る。
教室に入れば一瞬にして、肌に冷たい風が触れる。



「お疲れ〜」



席に戻ろうとすると、手をひらひらさせて笑う由羽の姿があった。



「もう由羽は気楽で良いな〜…」



私は席に着くと、怒ったようにぷくぅっと頬を膨らませる。それを見た由羽は『ごめんごめん』と笑いながら、私の頬をツンツンとつっつく。



「あ、夏休みに一緒に買い物行くじゃん?それの予定立てようよ!」



「そうだね」



そう言ってメモ帳を出しながら、由羽と夏休みに遊びに行く計画を立てた。


 

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時

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