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あっという間に日は経って、ついに定期テスト当日がやってきた。
「うわぁぁぁ!!どうしよ……」
私と雅斗、智輝しかいない教室で、私は唸っている。
私達はテスト当日と言うことで、いつもより早めに来ていた。
「まぁ、お前なら大丈夫なんじゃねぇの?」
「そうだよ、今まで頑張ってきたんだし、ね?」
「そうだけど〜!!」
二人から宥められても、まだまだ緊張が解けない。
もし、今回のテスト悪かったら、スマホ没収になる危機があるから本当にヤバい。
「わ、私のスマホぉぉぉ!!!」
私は周りを気にせずに、頭を抱えながら叫んだ。
「んじゃ、1教科目のテストを渡すぞ〜」
ついに来てしまったテスト。待ってほしいけど時間は待ってくれなかった。
しかも、1教科目から私の大嫌いな数学……
でも、スマホ没収回避のため!頑張らないと!
「それじゃあ、よーい初め」
先生の声で、テストの時間がスタートした。
静かな空間で、カリカリと文字を書いている音が周りから聞こえてくる。
よしっ!頑張らないと!
私はやっとやる気を出してテストに取りかかった。
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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時