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6月に入り、衣替えで夏の制服になった。
夏服に袖を通した途端、冬服を着慣れてたせいか少し違和感があった。

着替えていると、スマホからヴーヴーと音がなった。
丁度着替え終わり、机の上で充電されているスマホを手に取った。
送り主は智輝からだった。



智輝«おはよう!今日、雅斗部活の用事で先に行ってるみたいだから二人で行こう?»



そう送られてきて、すぐに『了解』と送った。すぐに既読が着いた。
雅斗からもメールが来ていたため開いた。



雅斗«Aすまねぇ!明日、俺部室掃除しなくちゃいけなくなっちゃったんだ!だから明日は彼奴と行け!»



と言う内容。彼奴と言うのは智輝のことを指している。
って言うか、送ってきた時間が『23:46』と表示されていた。
いつも、22時には就寝している私。だからその頃は寝ているため気づいていなかった。



「Aちゃ〜ん?」



ノックの音と共にドア越しから智輝の声が聞こえた。
スマホを机に元通りに置いて部屋から出た。



「おはよう。さ、行こうか」



智輝はにこっと笑って、私の手を引いて玄関から出ていく。



「僕とAちゃん、二人で登校したの去年振りだね」



「確かにそうだね!」



いつもは智輝、雅斗、私でいつものように登校しているが、去年は雅斗が風邪をひいてしまい休んでしまったから一緒に登校した以来だ。









「あっれ〜?相川さんって横山くんと付き合ってるの〜?」



甲高い声でわざとらしい大きな声。
毎朝に行われている、私への悪口を言う活動が始まった。


 

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作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時

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