検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:94,487 hit

*12 ページ13




「よーいドン!」



女子の時と同じように、タイマーの音で男子が走り出す。
雅斗は走り出した瞬間、一気にトップになっていた。
私と目が合えばウィンクをしてくる。



「きゃあぁぁぁ!!!」



その姿を見ていた雅斗ファンは悲鳴に近いような黄色い声を出していた。
雅斗ファンにとってはファンサみたいなものだろう。



「あ、智輝だっ!」



雅斗の後ろに智輝がいることがわかると、私はすぐに手を振る。
智輝はすぐ反応して恥ずかしそうに笑う。
もちろん、これも智輝ファンも黄色い声を出す。



「おぅおぅ、木村と横山のファン、大盛り上がりだねぇ」



隣から耳を塞ぎながら由羽がやってくる。
私は苦笑いをしながら『あの二人昔から人気だからね…』と言う。



「おいっ、大丈夫か!?」



由羽と話していると、先生の声によりざわつきが大きくなる。



先生が駆け寄った先には誰かが倒れていた。



「え、誰か倒れたの?」



「え〜誰々?」



正直、私も倒れた人が気になる。
先生が倒れた人を起こすと、その人の顔が明らかになった。
私はその顔を見たとき真っ青になった。
だってその人は………









智輝だったからだ……


 

*13→←*11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
54人がお気に入り
設定タグ:名前変換オリジナル , 幼馴染み , 三角関係 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:咲乃ほしは | 作成日時:2020年3月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。