【イナズマイレブン】Hide and Seek【オリオンの刻印】 (ページ5)

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Dream story.004 ページ5

観客がざわめき始めたことで、視界を円堂さん達からフィールドへ向ける。

そこには、趙金雲さんがイナズマジャパンの監督となり、これから選手を発表していく所だった。

その中で、私はDFとして選ばれていた。

キャプテンは、やっぱり円堂さんが選ばれていて。

でも、ほかの選手はあまり知らないから、上手くやれるのかちょっぴり不安もあるわけで。

小さくため息を吐きながら、真新しいユニフォームに身を包んだ。

クラブチームのときに背負っていた、夢と無をかけた"66"を背中で掲げて、集合するように指令があったところへ慌てて向かう。

ほかの人たちはもう着いていたようで、どうやら私が最後だったみたいだ。

「す、すみません！遅れてしまいました……！」

「おおっ、お前が朱月Aか！」

円堂さんが私の名前を呼んだために応えようとしたその時。

パンパンと手を鳴らす音が響き、全員がそちらへ向く。

扉付近には、既に大量の青と白のバルーンが用意されていた。

……あぁあ待って、心の準備できてないぃい！！

そんな思いとは裏腹に、私達は表舞台へと歩んでいく。
そんな中で、私は緊張が見え見えにならないようにと気を引き締めて、ほかの人たちに続いて歩いていった。