檸檬一顆>>4 ページ9
「船と私達二人の命を消すって？まさか」
ミッチェルはそう云うが、若干焦っていた。
「荷を積み込み次第、出航します。時間は？」
「！」
ホーソーンのその言葉に、荷を運んでいた男達が驚きの表情をみせる。
「あと、二時間程かと」
「三十分で済ませなさい」
「三十分！？」
船の上が、少しざわつく。
「
「ちょっと、ホーソーン、本気？島国の
呆れたような表情をするミッチェルに対し、ホーソーンはその手紙の内容を本気にしていた。
「やれやれ…、頭に
「知ってるわよ！それが何？補給中の今が最も無防備なのですよ」
ミッチェルの声が響き渡る。
その声を聞き、ホーソーンは溜息を吐いた。
「敵とて、異能者集団。私達の生命は無理でも、奇襲すれば船くらい沈めるかも知れません。急ぎ積み込みを終わらせ出航します。
そこまで云うと、一人の男が駆け寄ってきた。
「ホーソーン様、不審な男を発見しました」
その声からは、焦りがみえている。
ミッチェルとホーソーンは、その言葉をきき、一瞬にして纏っていた空気が冷たくなっていくのが判った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ファーストMe - 一気見しました！面白かったです！更新頑張ってくださいね(*≧∀≦*) (2016年11月12日 21時) (
レス) id: 4d48430878 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 夢者ちゃん何か癒されます/// 内容が分かりやすく、フリガナがついていたので、スラスラと読めました！ これからも、頑張って下さい！ (2016年7月21日 9時) (レス) id: d83138c3cf (このIDを非表示/違反報告)
はくとー - 面白いです。私は続編きちんとこれました (2016年7月18日 22時) (レス) id: 65f9ccdcab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菓海手 | 作成日時：2016年6月19日 0時
