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助修士と黒悪魔>>7 ページ21

先刻まで笑顔だった江戸川の顔が一寸にして消え去った。

「如何したンだい?」

その様子に気づいたのか、与謝野が近寄る。
江戸川は、ハンチング帽を被る。

「社長。攻勢(オフェンス)を呼び戻したほうが良いよ」
「敵か?」

福沢は、その言葉をきき、読んでいた本をパタンと閉じた。

「襲撃規模は、何人だ?」

クルッと江戸川は、福沢にパソコンをみせる。
そこに映っていた監視映像に、福沢は目を大きく開いた。

「一人だ」

その監視映像に映っていたのは、黒い帽子を被った男が一人。
男がニッと怪しい笑みをみせると、監視映像を流していた監視カメラがブツンと音を出し、一寸にして黒く、すなあらし状態になった。



ハケ━━Σ(σ`・ω・´)σ━━ン!!

「太宰!あと よっか で、谷崎さんの たんじょうび ですよ!!」

「確か、7月24日だっけ?」

「はい!ぼくは、この ねこさんの ぬいぐるみを 谷崎さんに あげます」

「え……」

「どうかしましたか?」

「え、あ、いや。何でもないよ」

「ふ〜ん」

(今更だが、Aから、今年の誕生日お祝いしてもらってなかった!!)

ー次の日ー

「ふぁ〜……、ん?何だい此は??」

朝起きると、枕元に一つの箱が置いてあった。
近くには一通の手紙。
それを広げて読んでいく。

『だざいへ
だざいへのたんじょーびぷれぜんと、あげるつもりでしたが、わすれていました。
ごめんなさい。
Aより』

「おぉ!Aからの誕生日プレゼントかい!!」

ワクワクとしながら箱を開けると、中には犬の形をしたクッキーと犬のぬいぐるみがあった。

「これは私への嫌がらせかな?」

そう云いながらも、美味しくクッキーを食べたんだとか。





次回『The strategy of conflict』______



「さァ、「重力」と戦いてえのは何方だ?」

The strategy of conflict>>1→←助修士と黒悪魔>>6



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ファーストMe - 一気見しました!面白かったです!更新頑張ってくださいね(*≧∀≦*) (2016年11月12日 21時) (レス) id: 4d48430878 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 夢者ちゃん何か癒されます/// 内容が分かりやすく、フリガナがついていたので、スラスラと読めました! これからも、頑張って下さい! (2016年7月21日 9時) (レス) id: d83138c3cf (このIDを非表示/違反報告)
はくとー - 面白いです。私は続編きちんとこれました (2016年7月18日 22時) (レス) id: 65f9ccdcab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年6月19日 0時

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