蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス･男主･アニメ沿い。４】

助修士と黒悪魔>>3 ページ17

「羅(ら)生(しょう)門(もん)」
「緋(ひ)文(もん)字(じ)」

お互(たが)いの異(い)能(のう)力(りょく)をぶつけ合(あ)う。
すると、黒(こく)獣(じゅう)がグシャァッと血(ち)文字(も じ)を潰(つぶ)した。

「！」

ガブッと黒(こく)獣(じゅう)が、ホーソーンの脚(あし)を攻撃(こうげき)した。

「ぐ……！」
「その程(てい)度(ど)か、伊(い)留(る)満(まん)？全(ぜん)力(りょく)を以(もっ)て、僕(やつがれ)に挑(いど)め。でなければ、刺(し)客(かく)に立(りっ)候(こう)補(ほ)した甲(か)斐(い)が無(な)い」

ポタ、ポタと外套(がいとう)に血(ち)が付(ふ)着(ちゃく)している。

「全(ぜん)力(りょく)など、必(ひつ)要(よう)ありません。勝(しょう)負(ぶ)など、最(さい)初(しょ)から付(つ)いています」
「！」

ホーソーンがそう云(い)った後(あと)、フッと芥(あくた)川(がわ)の周(まわ)りに文字(も じ)が浮(う)かびあがる。

「外套(がいとう)に付(つ)いた血液(けつえき)が、文(ぶん)章(しょう)に……！？」

ガッと芥(あくた)川(がわ)は、血文字(ち も じ)によって、身(み)動(うご)きがとれなくなる。

「______ッ」
「貴方(あ な た)は、悪魔(ディアポロ)ですらない。弱(じゃく)者(しゃ)の肉(にく)を貪(むさぼ)るだけの魂(たましい)なき獣(じゅう)畜(ちく)です。どうせ、これまで自(じ)分(ぶん)より弱(よわ)い異(い)能者(のうしゃ)としか戦(たたか)ってこなかったのでしょう？」
「………」

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