蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス･男主･アニメ沿い。４】

助修士と黒悪魔>>1 ページ15

「潮(しお)風(かぜ)が______胸(むね)に毒(どく)だ。手(て)早(ばや)く済(す)ませよう」

ズルッとホーソーンの躰(からだ)に刺(さ)さっていた黒(こく)獣(じゅう)もとい、『羅(ら)生(しょう)門(もん)』を抜(ぬ)く。

「マフィアの……刺(し)客(かく)ですか」

血(ち)が流(なが)れ落(お)ちていく。
少(しょう)々(しょう)、ホーソーンの息(いき)が荒(あら)いのが判(わか)る。

「気(き)分(ぶん)は如(ど)何(う)だ。組合(ギ ル ド)の伊(い)留(る)満(まん)」
「最(さい)悪(あく)です……。悪魔(ディアポロ)にでも遭(あ)ったような気(き)分(ぶん)だ」

フッと鼻(はな)で笑(わら)うホーソーン。

「名(な)を聞(き)きましょうか。悪魔(ディアポロ)」

両(りょう)者(しゃ)睨(にら)みあう。

「くく……」

突(とつ)如(じょ)、誰(だれ)かが笑(わら)う。
笑(わら)ったのは、ホーソーンだった。

「ならば、ここはヘルモン山(さん)。貴方(あ な た)は、神(かみ)の下(げ)僕(ぼく)たる私(わたし)を験(ため)す試練(エクサミネ)ですか？」
「試(し)練(れん)を望(のぞ)むか？ならば、此(これ)を与(あた)えよう」

芥(あくた)川(がわ)がホーソーンに攻撃(こうげき)を仕(し)掛(か)けた。
しかし______

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