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たまえなく過去へ押し戻されながら(前編)>>1 ページ9

チュンチュンと雀の鳴く声で、朝を迎える。
食卓から良い匂いがし、そちらをみると、ご飯に味噌汁、焼き鮭、卵、豆腐などの朝食が食卓に並べられていた。
不思議に思った敦は、部屋の周りをみると食卓の側で正座をする鏡花の姿が目に入った。

「お早う御座います」






敦は急いで鏡花と探偵社に行った。

「同棲なんて、聞いてませんよ! 」
「部屋が足りなくてねえ」

ゼェゼェと荒い息をしながら、太宰に問うと笑いながら返事がかえってきた。

「それに新入り二人には、家賃折半が財布に優しい」
「しかし」
「彼女は同意しているよ。ねぇ」
「指示なら」

じっ…と鏡花は敦をみるが、敦は頬に汗を垂らす。

「判らないかい。敦君。マフィアに追われ、縁者もない彼女は沼の中のように孤独だ。それに、裏切者を処する為、組織の刺客が来るやもしれない。独り暮らしは危険だよ」
「た……確かに」
「?」

ヒソヒソと太宰が喋るから、鏡花は何を話していたか知らない。
そして、同棲の理由を知った敦は納得した。

「君が守るんだ。大事な仕事だよ」
「判りました!頑張ります!」

ポンッと太宰は敦の肩に手をおいた。
敦も、仕事ときいてやる気を出したのだった。
そして、太宰に報告書の紙を渡すため国木田は近くを通り、その会話をきいていた。
太宰がの奴、また敦で遊んでるな。と思いながらもそれを止めない国木田だった。

たまえなく過去へ押し戻されながら(前編)>>2→←彼女には向かない職業>>6



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設定タグ:少々カゲプロ , 男主 , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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菓海手(プロフ) - 皆、コメントちゃんとみてね!!!! (2016年6月20日 20時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - キーワードの『少々カゲプロ』をおして、続編である『蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス・男主・マンガ沿い。4】』をご覧ください。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - 実は、この小説をつくったアカウントが無くなりまして、しかもパスワードも忘れてしまい新しいアカウントを作ったので、続編として4をつくりました。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 面白いですね、更新頑張ってください。応援してます!! (2016年6月1日 1時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - あの一中の生徒ですか? (2016年5月29日 10時) (レス) id: 7ac5ab82e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年5月28日 22時

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