剏めての御使い>>5 ページ31
バッンとビルの中の電気が消えた。
「え、鏡花！なにやってるのですか！！？」
だが、鏡花にはそんな言葉が届かず、配電室を出ていこうとした。
「何をしている！？」
だが、電気を復旧するため駆け付けてきた警備員に見付かる。
鏡花は電撃針を警備員に向けて発射した。
「がはっ、が…あがが…」
「えぇ！！！！？？」
ヨロヨロと電気が体内に流れ、よろける警備員をおいて、Aは鏡花の後を追いかけた。
電気を失ったので、
「なっ」
勿論、中にいた判事は驚くわけで。
だが、鏡花は仕事に熱が入ったのか、判事にまで電撃針を発射した。
「あっ」
「あわわっ……」
判事が気絶してから鏡花は自分がやった事に気が付く。
勿論、目を覚ました判事にめっちゃ怒られた。
･
･
･
･
藤棚の下で、ベンチに座り鏡花は俯いていた。
Aは疲れたのか、鏡花の隣で寝息をたてながら眠っている。
「はい」
敦が鏡花の近くに来て、鏡花の前に一つの美味しそうなクレープが差し出される。
鏡花はそのクレープを手に取り、口に含んだ。
「大変だったね。判事には、社長が話を付けてくれたよ。御友人なんだってさ。にしても、
敦が謝った理由は鏡花がこの間の鉄道列車の爆発事件の時に云った言葉をおもいだしたからだ。
「停電する処までは良かったのに……」
鏡花はしゅんと落ち込んだ。
「何か、新しい特技を覚えれば善いさ。例えば……」
「色仕掛け？」
「それはもう忘れなさい」
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菓海手(プロフ) - 皆、コメントちゃんとみてね！！！！ (2016年6月20日 20時) (
レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - キーワードの『少々カゲプロ』をおして、続編である『蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス･男主･マンガ沿い。４】』をご覧ください。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - 実は、この小説をつくったアカウントが無くなりまして、しかもパスワードも忘れてしまい新しいアカウントを作ったので、続編として４をつくりました。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 面白いですね、更新頑張ってください。応援してます!! (2016年6月1日 1時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - あの一中の生徒ですか？ (2016年5月29日 10時) (レス) id: 7ac5ab82e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菓海手 | 作成日時：2016年5月28日 22時
