たまえなく過去へ押し戻されながら(後編)>>2 ページ21
ゴォッとアンの手が敦に向かって伸びてきたので、敦はその手を避ける。
勝つ方法は一つ。
扉に鍵を
敦は手を虎にし、カラフルな箱をアンに向かって放り投げた。
アンはそれに一瞬
ザッと敦はアンの手の下をくぐり抜けて扉の前まで到達する。
「よし」
その手には、扉の鍵が握り締められていた。
その様子をみていた男性は、鍵の異変に気が付く。
「少年!危ない!」
「え?」
鍵がウネウネ動き、先端が刺のように鋭く尖り、敦の首筋狙って攻撃してくる。
敦はそれをギリギリに避けるが、ピッと少しかすれて血が流れる。
バッとその鍵を放り投げた敦。
鍵はチャリンッと音を立て、モンゴメリの足下に落ちた。
「あら、大事な鍵をこんな風に扱って、孤児院の先生に
ケケケケと不気味な笑い声をだす鍵を持つモンゴメリ。
「鍵でドアを開けたら勝ちじゃあないのか!」
「そうよ。
モンゴメリは黒い笑顔になり、鍵の笑い声も止まることはなかった。
そう。
このお遊戯は、最初から勝つ方法は無かった。
そう察した敦の脳は、焦り出す。
「どうしたの?お遊戯は、これからが本番よ!貴方は
「くっ……!」
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菓海手(プロフ) - 皆、コメントちゃんとみてね!!!! (2016年6月20日 20時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - キーワードの『少々カゲプロ』をおして、続編である『蛇を操る少年(仮)は、探偵社のなかで最年長……らしい。【文豪ストレイドッグス・男主・マンガ沿い。4】』をご覧ください。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - 実は、この小説をつくったアカウントが無くなりまして、しかもパスワードも忘れてしまい新しいアカウントを作ったので、続編として4をつくりました。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 面白いですね、更新頑張ってください。応援してます!! (2016年6月1日 1時) (レス) id: 5c59d46582 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - あの一中の生徒ですか? (2016年5月29日 10時) (レス) id: 7ac5ab82e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年5月28日 22時