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人生万時塞翁が虎>>2 ページ4

「私は自。殺しようとしていたのだ。それを君が余計なことを______」

ブツブツと文句を言う男性。
それが終わると立ち上がる。

「まあ______。人に迷惑をかけない清くクリーンな自。殺が私の信条だ。だのに君に迷惑をかけた。これは此方(こちら)の落度。何かお詫びを_____」

ぐううううっと敦の腹の虫が鳴る。

「……空腹かい少年?」

クスッと男性は笑う。

「じ、実はここ数日、何も食べてなくて……」

そしてまた、ぐううううっと今度は男性の腹の虫が鳴く。

「私もだ。ちなみに財布も流された」
「えぇ?助けたお礼に、ご馳走っていう流れだと思ったのに」
「?」
「[?]じゃねえ!」

と、ワーギャー言ってると「おォーい」と人の声がきこえた。
そこには、眼鏡をかけた長身の男性と、黒い衣服で身を包んだ男の子がいた。

「こんな処に居ったか唐変木!」
「おー。国木田(くにきだ)君にA、ご苦労様」

Aと呼ばれた子はキャッキャ喜んでいる。

「苦労は凡て、お前の所為だ。この自。殺嗜癖(マニア)!お前はどれだけ俺の計画を乱せば_____」

国木田がくわっと怒った所為か、Aがビクッ!と肩を揺らし、驚きの顔をみせた。

「そうだ君。良いことを思いついた。彼は私の同僚なのだ。彼に奢ってもらおう」
「へ?」
「聞けよ!」

そんな国木田の言葉を無視し男性は話を続ける。

「君、名前は?」
中島(なかじま)……敦ですけど」

質問されたので素直に答える。

「ついて来たまえ敦君。何が食べたい?」
「はぁ……あの……茶漬けが食べたいです」

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設定タグ:少々カゲプロ , 男主 , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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霊華 - 林檎によってかわるから38kg位っすか? (2018年9月14日 16時) (レス) id: 55c6bf7b1a (このIDを非表示/違反報告)
セフミ - 主人公くんが、刀剣乱舞の今剣に思えてしまう。そんなボクは重症ですね (2016年8月2日 23時) (レス) id: c57fb13ef8 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» 今日の夜から更新再開します。面白いと云っていただき、ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - お役にたてたら幸いです( ´ ▽ ` )面白かったんで、更新頑張ってください!! (2016年5月4日 17時) (レス) id: 43566f1e32 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» ぐふっ……。マジかよ……教えてくださり ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年4月29日 16時

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