ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス(前編)>>4 ページ22
ちょこんとソファに座るパンツスーツを着こなした金髪の女性。
その女性の前には、敦、太宰、A、国木田、谷崎、ナオミがいる。
「えーと、調査のご依頼だとか。それで……」
「美しい……
「へっ!?」
「どうか私と心中していただけないだろ_____」
女性の手をとる太宰に国木田の怒りが飛んでくる。
「なななな」
「あ、済みません。忘れて下さい」
「敦くん、しんじゅう って なに?」
「うん。知らなくていいよ」
太宰は国木田に引っ張られ奥の部屋に行く。
女性は混乱していたが、やがて冷静さを取り戻し、話を続けた。
「それで、依頼と云うのはですね。我が社のビルヂングの裏手に……最近善からぬ輩が屯している様なんです」
「善からぬ輩ッていうと?」
「分かりません。ですが、
「そいつは、密輸業者だろう。軍警がいくら取り締まっても、
太宰の説教が終わったのか、奥の部屋から姿を現した国木田。
「ええ。無法の輩だという証拠さえあれば、軍警に掛け会えます。ですから」
「現場を張って証拠を掴め。か……」
フッと国木田は鼻で笑うと敦の方をみた。
「小僧。お前が行け」
「へッ!?」
「ただ見張るだけだ。それに、密輸業者は無法者だが、大抵は逃げ足だけが取り得の無害な連中____初仕事には丁度良い」
「でっ、でも」
敦にとって、初仕事のいう文字はとても重く感じる言葉だった。
「谷崎、A。一緒に行ってやれ」
「兄様が行くなら、ナオミも随いて行きますわぁ」
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霊華 - 林檎によってかわるから38kg位っすか? (2018年9月14日 16時) (レス) id: 55c6bf7b1a (このIDを非表示/違反報告)
セフミ - 主人公くんが、刀剣乱舞の今剣に思えてしまう。そんなボクは重症ですね (2016年8月2日 23時) (レス) id: c57fb13ef8 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» 今日の夜から更新再開します。面白いと云っていただき、ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか。(プロフ) - お役にたてたら幸いです( ´ ▽ ` )面白かったんで、更新頑張ってください!! (2016年5月4日 17時) (レス) id: 43566f1e32 (このIDを非表示/違反報告)
菓海手(プロフ) - ふーか。さん» ぐふっ……。マジかよ……教えてくださり ありがとうございます。 (2016年5月4日 17時) (レス) id: bf2b99e4e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菓海手 | 作成日時:2016年4月29日 16時