兄弟の会話 ページ5
さとみside(会話多め)
久遠が飛び出していってから
七梨は食事の準備
俺と心はその手伝い
下3人はそのまま台所でだべっていた
「かわいかったねー。」
「なーくん、皿これでいい?」
「あれがにいちゃんのおよめさん…」
「うん。さっさと作っちゃうから、そこに置いておいて。」
「彼女でもないらしいで?」
「えっ?」
「付き合ってねえよ」
俺がはっきり言うと
スーツを掴み、目を見開いて威圧してくる七梨
「おい達海、弟にそこんとこ詳しく説明してみ?」
「くみちょー!」
「なーくんやっちゃってぇ!」
俺より年下の顔じゃなくね!?
本当に16なのか疑うレベルだぞ!
「カクカクシカジカ…」
「馬鹿なの!?」
「兄ちゃんひっでぇ…」
「ごーもんじゃん。」
「悠莉、拷問なんて言葉よく知ってたなぁ」
「あの人可哀想…」
「ボロクソ言うじゃねえか…」
「だって普通振られた相手って避けるもんじゃない?」
「それを捕まえて安い金で雇うって…」
「兄ちゃんってほんと、顔だけだよね…」
「そのかおにひっかかってくどーさんは…」
ほんとに俺に対して容赦ねえなこいつら
やっと七梨が手を離してくれたため、スーツのジャケットだけ脱ぐ
「兄ちゃん!俺着てみたい!」
「あ?ほい。」
\ピンポーン/
「お、くど「おれでる!」ちょっ、悠莉!久遠じゃなかったらどうす」
俺がそう言い終わる前に心が悠莉を軽々と抱き上げて玄関に向かった
「おかえりなさい、Aさん」
「おかえりー!」
「え、あ…た、ただいま…!?」
「とりあえず、兄ちゃんと章、あと僕の部屋なんで、ここに荷物置いて…早速ですけど、夕飯の支度、手伝ってもらっていいですか…?」
「勿論!」
そんな会話が聞こえてきた
弟よ…順応力も高ぇけどもてなしスキルも高ぇなお前…
「和泉先輩、再びお邪魔します。自分のマンションの解約してきたので、明日になったら会社への連絡と引越ししますね!」
「行動力すげえな!?」
「え、だって…先輩、と、暮らせる…から…」
「「「…………」」」
ガッ
七梨が俺の胸倉を掴む
「達海…?こんなことして大人として恥ずかしくない…?」
「ちょっ、なーくん落ち着…っワイシャツ伸び、痛いっ」
確かに今の発言と照れ笑いは良心に刺さったけど!!
でも
付き合えねえんだよ
今の俺じゃ
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