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第44話 ページ47

Aside

A「おはよう」


朝。

いつも通り私はベッドを降りてすぐ、コーヒーを注いでいるライアに声をかけた。

ライア「はい、おはようございます。今日は早いですね。」

ライアはそう言って微笑む。
私もコーヒーのいい香りにつられ、つい顔がほころんだ。



A「あ、ねぇライア。昨日ロネとサクヤ何時まで起きてたの?」

ライア「確か……2時でしたかね」

A「また深夜まで起きてたんだ。」


私はライアが淹れてくれたコーヒーをすすりながら言った。
温かい。


ライア「はい……サクヤはとりあえず起きてくれるのでいいんですが。ロネさんは寝起きが悪いので……」

ロネ「おはよ」

A「あれ!?お、おはよ……」
ライア「あら……おはようございます」


噂をすれば影とはこの事か。
ロネは眠そうに目をこすりながら、

ロネ「私もコーヒー飲むー……」

と言った。
すごく眠そうだ。


ライア「はい…ロネさん、睡眠はとれたんですか?」

ロネ「うーん……正直とれてないねー……」

ロネは机に顔を突っ伏した。
本当に今にも寝てしまいそうだ。



サクヤ「はよ」

A「あ、サクヤもおはよう」

サクヤ「お……ってうわっ!?ロネ起きてたのか!?」

ライア「おはようございます、そこまで驚くのもどうかと思います……」



ライアの言うことももっともだが、ロネの早起きはそれほど貴重なものなのだ。


A「じゃあ全員揃ったし、食堂でご飯食べて学校行こ!」

私はみんなにそう言った。
そしてみんなは学校へ行く準備を始めた。



今日1日も、きっと楽しく過ごせるよね。


私はそう願いながら、そっと寮のドアを開けた。

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作者名:まかろ&凛音 | 作成日時:2015年3月7日 13時

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