5、賑やかもーにんぐ ページ5
××
「ああ〜……まだ眠い……」
欠伸が止まらない。
これもどれもあのやなヤツのくだらない話に朝方近くまでツッコミを入れていたせいだ。大きく伸びをしながらキッチンに立てばゴーストたちがやって来る。
「昨日は男と夜更かししてたもんね〜」
「げっ、見てたのかよ……」
「ずっと……ずっ〜〜と見てたよ。みんなで」
「ストーカーですか？」
私だって彼氏は欲しいが、だからといって誰でも良いというわけではない。まず私の理想としては第一に性格が良くてコミュ力があって誰にでも優しくてキスをしてくれていつも笑顔で……そんな王子様みたいな人が良い！
「んなやつこの学校にいねぇよな〜」
「ロイヤルソードならいるんじゃない？」
「ロイヤルソード……？」
「今嬢ちゃんが言ったような男がゴロゴロいる学校だよ」
「よし私そこ行くわ」
ここの学園の男共にはブス連呼されたり、芋子呼ばわりされたり、失礼なことばかり言われた。王子のおの字もないような連中ばかりだ。
(……あ、でも。あの陽キャ男とケモミミ男子は優しかったな)
あと、私に惚れてるシャンデリア男もなかなか好印象だ。告白して来たら秒で受け入れるから早く告白してくれないかな……
「嬢ちゃん嬢ちゃん。なんか妄想に浸ってるとこ悪いけどさっきから玄関の扉が叩かれてるよ」
「え？」
ゴーストの声で現実に引き戻され、そのまま玄関に向かう。扉を開ければたった今、私が思い浮かべていた人物が立っていた。
「あ、あねさん！」
ちょうど良すぎるタイミングにまるで頭の中を覗き込まれていたんじゃないかって有り得ない考えがよぎって、自然と顔が熱くなった。
「あ、ああ……うん。お、おはよう。
ど、ど、ど、どどうしたの？」
「あ、ああ。実は、エースのバカを探しに来たんだ。ここにいるだろ？」
「うん、いる。起こしてくるね」
「いや大丈夫だ。姐さんの手を煩わせるわけにはいけないからな。僕が叩き起こす」
めちゃくちゃ私のこと好きじゃん……
意気込むシャンデリア男を監督生くんの部屋に案内してから私もキッチンへ戻る。朝食作りを再開すると、謎生物が飛んできた。
「んん〜美味そうな匂いがするんだゾ！」
「今日はツナトーストとスクランブルエッグだからね」
「ふなっ！オレ様五枚は食べるんだゾ！」
その後、監督生くん、そしてやなや2とシャンデリア男が入ってきて、全員で朝食を取ることになった。
こんなに賑やかな朝食は、人生で初めてだった。
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柊あんず(プロフ) - ユノンさん» まだそこまで詳しくは言えないですが、現時点で誰よりも特別なのは間違いないです…！(これ以上はチャットになりかねないので失礼します…！) (2022年7月11日 15時) (
レス) id: 69139934db (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 柊あんずさん» デュースと夢主人公は恋人になりますか? (2022年7月11日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
柊あんず(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます〜！デュースくんとはたくさん絡ませていくのでお楽しみに笑 お気遣いくださり本当にありがとうございます！ (2022年7月11日 13時) (レス) id: 69139934db (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 柊あんずさん» 夢主人公とデュースの絡みが見てみたいです (2022年7月11日 12時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 更新はゆっくりでいいですよ (2022年7月11日 8時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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