男子に耐性の無い歌い手

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Aside



あれから数日後。


ついにmix師の方から、完成した音源が送られてきた。


DMの方にmix師の方からメッセージが届いていた。



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『夢叶、音源届いた？
ていうか加工前の音源聞いたけどめっちゃ凄かった！
マジでこれ本当に新人か！？って思うくらい凄かった！！！(≧∀≦)』






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その言葉は、私が予想していた何倍も上回っているもので
凄く驚いた。


ところで疑問に思った人もいるだろうから、一応説明しておくと、

さっきの会話がやけに馴れ馴れしいと思っただろうけど
mix師の方の名前を輝依(きい)と言ってとても親しい友達。



要するに“ネッ友”というやつだ。


彼女はとても気さくで人見知りな私でも今じゃ、冗談を言い合える
ほど仲良くなっている。





しかし、やっと音源が届いたおかげで記念すべき初投稿が出来る。


DMで輝依にさっきの返事も兼ねて感謝の言葉を送る。






いよいよだ。


このボタンを押した瞬間に私の歌い手人生が幕を開ける。


そんな、楽しみな気持ちと裏腹に人差し指が震える。


そうだこのボタンを押せば勿論いろんな人からの反応が返ってくる。


そう思うと、不安な気持ちが降り積もる。


しかし、ネット上で活動していくのならこんなことで怯えて居られない。


私は、そう決心すると勢いに任せボタンを押した。


今日は、もう疲れたので私は自室へ戻りベッドへ体を預けた。

4→←2話 本編

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