俺の嫁は…。【雪橙】

俺の嫁は朝弱い。 ページ32

『んぅ〜…zzzzz』
向「ふぅぁ〜…よいしょ」


どうせ起きんけど一応Aちゃんが起きへんよう慎重にベッドから出る。
俺のアラームがどんだけやかましい音に設定しようがAちゃんがそれで起きることはなく、隣でスヤスヤ気持ちよさそうに寝てる。


ホンマ、よく起きへんなこれで…。


1人暮らしの時は寝坊しそうと思った時はオカンにモーニングコールしてもらってたけど、同棲してからは何となく気が引けてアラームで頑張って起きるようになった。
オカンが寂しがってたからAちゃんは「してもらえばいいのに」って言ってくれるけど、オカンAちゃん大好きやから絶対に朝からAちゃんと長電話とかしそうと思って遠慮した。

モーニングコールがないなら自力。それならちょっと寝起きが悪くてもうるさめの音で設定。
最初こそそのアラームでAちゃんが起きんかでハラハラしてたけど、人の心配をよそにスヤスヤ眠るAちゃん見てからは気にせんくなった。


向「うぉっ…おはようAちゃん」
『ん〜…うん』
向「そんな寝ぼけてるならまだ寝てたらいいのにw」
『ん〜ん…おはよ』
向「コーヒー飲む？」
『ん』
向「はーい」


家で自分で仕事してるAちゃんは仕事時間も一応決めてるけど自由自在。
だから俺に合わせて生活してるけど、朝早かろうが遅かろうがいつも寝ぼけながら起きてきて後ろからくっついてくる。これがまた可愛いのよ。語彙力なさすぎるけどw


向「コーヒー淹れとくから顔洗ってきたら？目覚めるで」
『んーん…あとで』
向「そっかーw」
『スーッ』
向「吸うなw」
『こーじくんの匂い』
向「康二くんやからなぁw」


今日は特に眠いのかいつもよりバブなっててめっちゃ人の背中吸ってくる。Aちゃん曰く「猫吸い」と一緒らしい。まぁやってることは一緒やしな。


ピピピ


向「Aちゃんスヌーズ切れてないよw」
『うん…』
向「これで起きんのよぉ俺のアラーム スルーして爆睡できるな」
『こーじくんのアラーム音は私の起きる音じゃないもん』
向「じゃぁ俺がAちゃんと同じ音にしたら？」
『起きちゃう』


なるほど。んじゃぁ俺もどっちかって言うたら静かな音で起きたい派ではあるからAちゃんのアラーム音と同じにせんように気をつけなアカンなぁ。


向「コーヒー今日は砂糖いる？」
『んーん。いらない。ありがと〜』
向「熱いから気をつけ」
『熱ッ』
向「言うたそばからw」


ホンマ寝起きはいつも以上にふわふわしてるわw

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