性転換�� ページ4
.
本にも『希少』だと書いてあったからか、ルフィたちが持ってきた木の実はあんがい量が少なく、ダダンたちの分のフルーツポンチまで作れなかった。
んで、仕方ないからサボと相談して俺たち４兄弟だけでフルーツポンチを楽しんでしまおうという話になったのだが、もしそれがダダンたちにバレたらフルーツポンチの奪い合いになるだろう。
それは俺としても非常に困るので、中間の森にある、昔俺とサボがよく使っていた空き地でこっそり食べることにした。
「味はどうだ？ 初めて扱う果実だったから少し心配なんだよな」
「いただきます。...あぁ、ぜんぜんうまいぞ姉さん！」
「いただきます！ うわ、あまくてうめェ！」
「いただきます。 ...悪くねェ味だな」
エースは今プチ反抗期なのかなんなのか、感想がちょっと素直じゃないが、あれはうまいと言ってるようなものだから特に気にしない。
とりあえず不味くはないようで良かった、と俺も一口食べてみる。
ん、いい感じに酸味が効いてるな。
「...なあA、これなんだ？」
「ああ、それはナタデココって言うんだぞルフィ」
「なたでここ？ へんなかんじだな...」
「食感が嫌なら俺がたべてやるぞ？」
「いや、いい！ うまいのには変わりねェからな！」
「あ、そうだサボ」
「なんだよエース」
「この前おれのプリン食ったろ！」
「プリン？ おれそんなの食った覚えねェぞ」
「嘘つけ！」
「嘘なんてついてねェ！」
「なあなあA」
「なんだ、ルフィ」
「おれ、おとといエースが夜中にな、寝ぼけてプリン食ってるの見たぞ！ おれにもくれって言ったのにくれなかったんだ」
「そうなのか。ルフィにはプリンこんど作ってやるから、そのことサボに話してやったら喜ぶと思うぞ」
「わかった！」
そんなこんなで楽しく食事を終えた俺たち。
だが異変はすぐに現れた。
「この空き地は近くに水源があるのが便利だよなぁ〜！ 皿洗いがはかど...っ...」
ごとり、皿が俺の手を離れて落ちた。
俺はその場にうずくまる。
身体が尋常じゃなく熱い。まるで熱したフライパンの上にのせられてるみたいだ。きーんと耳鳴りもする。目の前がぼやけて霞んできた。
何が起こったんだ？
うめき声が聞こえる。サボたちもどうやら俺と同じように苦しんでいるようだ。
どうにかしてやりたいけど、頭がぐらぐらしてまともに立ち上がれない。
そしてそのまま熱に思考を奪われるように、俺は気絶してしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海猫丸(プロフ) - アベッチさん» うわぁすごく面白そうなネタ！！ぜひやらせていただきます(｀･∀･´)コメ＆応援ありがとうございました！ (2018年5月4日 0時) (
レス) id: 2e34dd72ed (このIDを非表示/違反報告)
アベッチ - 海猫丸さん» 更新頑張ってください&リクエストです!4兄弟で告白されて見たってのお願いいたします! (2018年5月3日 19時) (レス) id: 6605acb6b9 (このIDを非表示/違反報告)
海猫丸(プロフ) - アベッチさん» もしや...日替わりの方にもリク下さったアベッチさんでしょうか？！こんな辺境までお越しいただきありがとうございます！ ギャグはなかなか難しいのでこうして感想いただけると本当に安心します(*´∀｀*)更新、がんばります！ (2018年5月2日 0時) (レス) id: 2e34dd72ed (このIDを非表示/違反報告)
アベッチ - しーっずかなー♪ クレア ごっはんのー♪ エース 盛りのっ影っからー♪ クレア も1ついっかがと俺が湧くー♪ ルフィ 肉ー!肉ー!肉っ、肉っ、肉ーっ!で笑ったwwwとっても面白いです!更新楽しみにしてます! (2018年5月1日 0時) (レス) id: 6605acb6b9 (このIDを非表示/違反報告)
海猫丸(プロフ) - ゆめさん» 性転換シリーズ、なかなかオチが思い付かなくて長く放置していたのですが、無事完成させられた上に感想まで頂けてとても嬉しいです！応援ありがとうございます！ (2017年4月7日 20時) (レス) id: 2e34dd72ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海猫丸 | 作成日時：2017年1月21日 17時
