検索窓
今日:8 hit、昨日:31 hit、合計:23,747 hit

ページ24

慧side

学校を休んだ。

干渉されたくなくて学校に行くふりをして、

元気に登校する小学生や中学生を眺めながら自分で休みの連絡を入れた。

罪悪感のなかで、どこか安心した気持ちになる。

慰めてくれる人は誰もいないけれど、きっと俺にはそれくらいが丁度いいのだろう。



逃げてもいいなら、ずっと逃げていたい。

昨日結局彼にメッセージを返して、返ってきた

「ありがとう」のひと言。

嬉しさを微塵も感じなかった。

彼は友達多いし、きっと色んな人に聞きまくってて、

俺はその1人でしかなかったのだろう。

「知人A」、少しは役に立ったかな。


渇いた笑いが出て、そしたら自然と涙も出てきた。

外から見れば、自分で自分の首を絞めて勝手にもがいてる惨めなヤツなんだろうな。


俺も、こんな自分やめたい。

誰かにこのどうしようもない気持ちを叫んで、泣いてしまいたい。

ぐちゃぐちゃの感情でうずくまる俺を、まるっと受け止めてほしい。


どうして俺はこんなにも不器用で、馬鹿なんだ。

しんどくても、笑う→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
223人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:カシスオレンジ | 作成日時:2021年12月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。