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光side
宏太「…大ちゃんも自分と戦ってるからさ。」
光「…え?」
宏太「大ちゃんが気持ち的に辛くなっちゃうことが増えた頃さ、俺も気が気でなかったの。」
宏太「そしたら、俺も辛くなった。」
そんなの、知らない。だって、いつも呑気に笑って…
宏太「なのにさ、大ちゃんのことや自分のことでいっぱいいっぱいになってる間に、大ちゃんはまた頑張ってみるって踏ん張って立ちあがろうとしてた。」
宏太「大ちゃんはたくさん考えて、自分自身とたくさん話して、どうにかこの現状を変えなきゃって戦ってるって分かったんだ。」
光「……」
宏太「うまい具合に助けるなんて難しい話だけど、ちょっと力を抜いてるくらいが丁度いいんだよ。そうやって考えるようになってから、俺は少し楽になった。」
そういえば、宏太は大ちゃんがどんな状況の時も、出来るだけいつも通りに接するようになってたな。
ダメそうな時は、慧や雄也にも相談したりして、協力してた。
宏太「うまく力になれてないかもって悩まなくていいよ、光。みんなで助け合うって決めたじゃん。」
真剣だった顔がまた綻んだ。
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作者名:カシスオレンジ | 作成日時:2021年12月11日 22時