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Determined and break ページ28

「今日仕事があって帰ってこれないから。先に寝てていいからね」

「は…う、うん」

「よしよし」


思わずはいと言いそうになって言い直すと、満足そうに真冬は頷いた。


「じゃあもうそろそろ行くね。
部屋にご飯とかは持って来てもらうから、この部屋から出ちゃダメだよ」

「うん」

「行ってきます」


額にちゅ、とキスを落として、真冬は部屋を出て行った。
一国の王子ともなれば、毎日忙しいんだろうな。


やることもなく暇な僕は、バルコニーに出て下町を眺めた。

慌ただしく行き来する人々。
母国とはやっぱり容姿も服装も何もかもが違う。
元々はおんなじ人類なのにね。

バルコニーの椅子に腰掛けて、じっと空を見つめていた。
真っ青で雲一つもない晴天。
母国ではなかなか見られない天気だ。
それに空気が暑い。


「いい天気…」


こんないい天気なのに、真冬は部屋に篭ってるのかな。
…今度、仕事手伝いたいな。
ちょっとでも負担が減ればいいし…
まぁ、機密事項とかも多いだろうから触らせてすら貰えないだろうけど。
お願いしてみようかな。

あったかい、すごくねむたいな。

暖かい空気と柔らかな日差しが僕を包んで、僕はあっと言う間に夢の世界に落ちて行った。







「…イグイス国の人間…?」

Blue sleep→←During a telephone call



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グレン - 一回ここに入りなおしたのでidが違うけどおんなじグレンです!更新ありがとうございます!!めちゃくちゃ楽しみだったのでとても嬉しい( ´艸`)です!これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 18時) (レス) id: 6ba2a539d5 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - グレンさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 9dff9c1b2f (このIDを非表示/違反報告)
グレン - 主くんがめっちゃ可愛い!とても可愛い!!更新頑張って下さいね! (2018年8月17日 18時) (レス) id: 1c34feec5e (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - グレンさん» ありがとうございます!頑張ります〜 (2018年8月14日 20時) (レス) id: 9dff9c1b2f (このIDを非表示/違反報告)
グレン - この作品大好きです!更新頑張って下さい!ノシ (2018年8月14日 19時) (レス) id: 1c34feec5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏多 | 作成日時:2017年11月5日 12時

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