Friend ページ20
「まふぅ〜〜!!」
「るすす〜ん!!」
元気だな。
子供か。
「久しぶりまふくん。元気だった?」
「元気ー!歌詞さんとるすすんは?」
「もー元気元気!」
「嘘でしょるすくん。今日ここに来るまで仕事が終わらないって泣いてたくせに」
「ちょっ、歌詞さん黙って!」
…仲よさそー
完全に僕蚊帳の外なんだけど。
ボーッとしてる僕に気づいたのか、真冬が僕の後ろから抱きついた。
「わあああああ!?真冬、」
「うるさいAくん。あ、2人とも紹介するね、僕の従者のAくん」
2人__るすくんと歌詞さんと呼ばれた人たちは、僕を見て目を見開いた。
「…イグイス国の子…?」
「ちょっ、まふくんどういうこと?」
え、何。
この人たちは一目見たらどの国の人なのかわかるの。
え、怖。
「せーかい歌詞さん。イグイス国のAくん。今は僕の従者くん」
「ちょ、意味わかって言ってる?」
「勿論」
「だからって…」
「色々そういうのは重々承知で、この子を僕の従者にしたの」
2人は意志の強い真冬に面食らったような顔をして、ため息をついた。
「こんなに自分の意見がはっきりしてるまふ久しぶりに見た」
「しょうがないね。僕らが何かを言ったところで何も変わらないだろうし」
「よくわかってるじゃない!」
…どう解決したのかわからないけど、取り敢えず僕の人権は確保されたっぽい。
「初めまして、Aくん。パレズチエル国国家機密管理長を任されている司といいます。
歌詞さんって呼んでね」
「あ…イグイス国国民のAです…」
え、なんかすごい名前が聞こえた気がするな?
国家機密管理ちょ、噛んだ。
あと、何で歌詞さん?
「はい!パレズチエル国国家機関システムエンジニアの光やけど!
るすって呼んで!」
「は、はい」
元気。
この人は元気だ。
それに尽きる。
あと、何でるす?
「2人は僕の学生時代からの友達なんだよ。今はすっごい賢い職についてるけど、よく遊びに来るから気使わなくていいからね」
気使わないとか無理だけど努力します。
「まふ〜!Aくんの話聞かせてよー!」
…今日は…楽しく…なりそうだなぁ…
Crystal of Snow White→←During breakfast
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グレン - 一回ここに入りなおしたのでidが違うけどおんなじグレンです!更新ありがとうございます!!めちゃくちゃ楽しみだったのでとても嬉しい( ´艸`)です!これからもよろしくお願いします! (2018年8月30日 18時) (レス) id: 6ba2a539d5 (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - グレンさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年8月23日 20時) (レス) id: 9dff9c1b2f (このIDを非表示/違反報告)
グレン - 主くんがめっちゃ可愛い!とても可愛い!!更新頑張って下さいね! (2018年8月17日 18時) (レス) id: 1c34feec5e (このIDを非表示/違反報告)
奏多(プロフ) - グレンさん» ありがとうございます!頑張ります〜 (2018年8月14日 20時) (レス) id: 9dff9c1b2f (このIDを非表示/違反報告)
グレン - この作品大好きです!更新頑張って下さい!ノシ (2018年8月14日 19時) (レス) id: 1c34feec5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奏多 | 作成日時:2017年11月5日 12時